Master The Brind Touch クムドールの剣 for Macintosh presented by ASCII CORPORATION ブラインドタッチとは…キーボードを見ないでタイプすることです。 でも、まだ見てもかまいません。あなたの名前をタイプしてください。 アルファベットで10文字以内です。終ったらリターンキーを押してください。 CAPS LOCKが押されていたら、はずしてください。 しばらくの間、FとJとスペースバーの3つのキーだけを使って進めていきますので、その位置を覚えましょう。 Fの上に左手の人差指を置きます。残りの指は順にD、S、Aの上に乗るようにします。 同様に右手の人差指をJの上に置き、残りの指をK、L、;の上に並べます。 右手の親指はスペースバーが押せる位置に置いてください。 これで3つのキーはキーボードを見ずに押せますね。 それでは、あなたの性別を教えてください。 男性の方はJを 女性の方はFを押してください。 (このゲームは、ずっとCAPS LOCKをはずしたままプレイします。) 今度はスペースバーを一回押してみてください。 スペースバーを一回押すごとに、向きが90度ずつ右回転します。 ではもう一度スペースバーを押して北(上)を向いてください。 次にFキーを押してください。Fキーを押すと向いている方向に一歩前進します。 それでは、Fキーとスペースバーを使ってもうちょっと北の方にある「時空のヘソ」まで行ってください。 <プロローグ> A.P.(ポーラ暦)405年 asciiと云えば、キーボード使いの名手として名高く 特にそのブラインドタッチの腕前で銀河中で 右に出る者はいないだろうと噂されるほどであった。 (あなたの事ですよ。) asciiの日課は、自営の道場で門下生に 稽古をつけることで明け暮れた。 しかしasciiは今一つ満たされなかった。 門下生は熱心だったが、asciiには物足りなかったのだ。 「何か、全身を揺るがすような事は無いものだろうか」 そんな考えが幾日もの間、頭の中を支配していた。 そして突然、asciiは旅に出る決心をしたのだった。 船旅は初めてだったが、気楽な一人旅。 お金の不自由はなく、体力にも自信がある。 考えると、もうじっとはしていられないasciiだった。 翌日、asciiは初期の移民惑星の一つである ソルフェス行きの船に乗船した。 地球から1.4万光年ほど離れた惑星であったが、 ズロワノフ通路を経由して、18時間後に asciiはソルフェスのミソル空港に立っていた。 <ホテル> 'J'を押すと[メニューモード]。[メニューモード]で'F'を押すと、[歩行モード]に戻ります。 「天気予報の時間です。明日はトバレバンを除き全域快晴です。 「はい、こちらフロントでございますが。は? お部屋が広すぎて…使いづらい? 「申し訳ございません。お部屋はそのスーパースペシャルデラックスルームとエコノミールームの2種類しかございませんもので…。 ベッドに入った。全然眠くない。 ドンドンドン(誰かノックしている。) 「ascii様!!ドンドンドン。 「ああよかった。やっとお会いできた。地球に連絡したらこちらに向かったと聞きましたもので…。 「お願いです、これからすぐクムドールに来て下さい。大異変が起きているんです。 「私はもうダメだ。バタッ!! 「あ、それから、船は私が乗ってきたクム3号を使って下さい。出発の準備はすべて完了してますから。 「ここに倒れていると邪魔ですね。 (死んだフリをしている。) 「何だこの部屋は。ベッドしかないじゃないか。 「誰だい、このホテルを設計したのは。 「これじゃ窒息しちゃうよ。 「熱病のせいで、せっかくの休暇がホテルで缶詰だよ。 「あっ 本物のasciiさんだ。記念にちょっとブラインドタッチしてもいいですか? 「むにゅ。 「asciiさんでしょ? ブラインドタッチ上達の秘訣を教えてくれません? 「気長に、毎日、少しずつやる? ほうほう、なるほど。 「もしもし、フロントでございます。え? 部屋が狭くって身動きがとれない。 「お気の毒様でございます。どうぞごゆっくり。 「ascii様、お出かけでございますか。 「え、これからクムドールへ? ソルフェスに今着いたばかりなのに…。 <空港> 「あ、お早ようございます。 「あascii様ですか。クムドール行きの認可手続きは全部済んでいますよ。 「ただ…クムドールと交信できないのが不安ですね。 「ガチャ ガチャ ガチャ… 「悪質な熱病が流行ってまして…。予防接種無しで外へ出るのは危険です。 「クムドールのケムリ苔が熱病によく効くんですよ。 「薬はいつ届くんだい。 「何度やってもだめだ。クムドールはどうなっているんだろ。 「クムドールから来る予定の薬を積んだ便は、もう期待できないね。 「観光客の方々には、事情を説明して帰って貰うしかないようだな。 「ただでさえソルフェスには、観光客が少ないのに… もったいない。 「発着場なら、この先、空港の南端にありますよ。 「ascii様ですね。整備は終わっています。自動操縦式ですから、20時間ほどでクムドールに着けるでしょう。 <宇宙船> クムドール王国 クムドール星(直径900Km)の全域を占める。人口420,000 移民惑星開拓時代以来、代々ランド家が王位を継ぎ現在はマルクァ・ランド女王が代表者。 首都クミエルにあるクムドール空港がクムドール最大の空港である。 気温は温帯〜亜寒帯相当。地上は森林で覆われ観光地としても、有数の惑星である。 クムの実で作られたクム酒の産地としても知られる。 「本船、クム3号の目的地は惑星クムドール、クムドール空港です。 「クムドール空港には19時間53分後に到着予定です。 クム酒の瓶がある。 なかなか旨い酒だ。 眠くなってきた…。 ベッドに入った。 「クムドール空港到着まであと02分です。管制塔からの応答が無いため強制着陸します。 「緊急事態発生。レーダーが使用できません。 「サブ推進装置停止。原因不明。 「環境維持システム停止。原因不明。 「データバンクアクセス不能。原因不明。 「地上まであと 「9999923992999999999999999 52- 8932-9432232 「e\23irq3rijfkldsfaklsdfakm;ckadmcap3i2riof 「$ $嘘唄欝 蔚 饅姨厩 どし−−−−−−−−−ん! あなたは、お金を全部ばらまいてしまった。 ショックで経験値(exp)を失った。 キーボードのキーが抜けてしまった。 ライフをかろうじて一つ残した。 <アズドフ> 「なんだ なんだ。 「船が墜落したらしい。 「うわっ、でかい穴!! 「おい、誰かいるぜ。 「生きてるのかい? 「……。 「あーあー、こんなでかい穴を作っちゃって。村長にしかられるぞ。 「落ちたのは王室がソルフェスに派遣した船のようだが…なんであんたが乗ってたんだい。 「王室が助けを求めようとした、そのお方はEXP.が900以上もあると聞いている。 「ま、それがあんたじゃない事だけは確かだね。 「へへへ、今日はいい日だ。天からお金が降ってきたよ。え? あんたのだって。証拠が無いね。 「名前が書いてある? … うわ!ほんとだ。 「異変の多いこの頃だが…いい異変も起こってほしいもんだよ。 「不要になった品物がございましたら買い取りますが…。 「どの品を? 「◯スパイスで、いかがでしょう。 「…他には? 「すみません。全部売り切れちゃいました。 「異変が起きたもんで金持ちがあわてて買い占めたんだと…。 「A,S,D,Fキーを持たずに、町の外に出るのは危険だぜ。 「世の中には、Deleteキーとか言う便利なキーもあるらしいね。 「ご宿泊は5スパイスです。体力が減ったら、お泊まりください。 「お泊になります? 「お客さん、スパイスが足りませんよ。 「ありがとうございます。真ん中のお部屋をお使いください。 ベッドに入った。体力回復。 「ジュクルン村は、このアズドフ村から東の方にちょっと行った所にあるよ。 「クムの木は石化しちゃうし変な魔獣はうろついているしクムドールは一体どうしちゃったんだろ。 「石化したクムの木が道をふさいでるから北へ抜けるためには洞窟を通らなきゃならないんだ。 「洞窟に入るなら、A,S,Dの他にK,L,;も揃えた方がいいぜ。 「このまんまじゃ、来年はクム酒が飲めなくなるかもなー。 「キーショップなら2階だよ。 「魔獣から呪文を浴びせられると足が動かなくなって命をどんどん吸い取られてしまうんだ。 「同じ呪文を唱え返すと魔獣にダメージを与える事が出来るんだよ。 「かなわないと思ったら、早めに逃げた方がいいね。軽傷を負うくらいで済むかも知れない。 「キーはいかがでしょう。 「ありがとうございます。さっそくお取り付けいたします。 「◯キーは、もうお持ちになってますよ。 「お客さん、スパイスが足りませんよ。 「他のキーは、ここでは売れないから置いてないんだよ。 「手作業で、こんな細かい仕事をするのって疲れるなあ。 「あんたかい? 空から降ってきたっていう人は。 「電波は狂うし機械類はほとんど使えなくなっちゃった。 「あれ以来テレビが映らなくなっちゃったよ。 「異変の中でも一番不気味なのは通信室に生えてきた'手'だね。いつも偉そうに、何かぶつぶつ言ってるぜ。 「宮殿へ行く道が残されているとしても北の方角しかないだろうね。まさか行く気じゃないとは思うけど。 「クムドール人は男女の区別がつかないって? 失礼ね。地球人なんか服着てるからもっと判んないわ。 「ピストル、剣、大砲、ミサイル…なんかはダメだね。全部試した訳じゃないけど 「使えるのは'呪文返し'だけさ。 「あれは絶対、この世の生き物じゃないぜ。三十体ほどやっつけたけど…結局跡形も無く消えてしまうんだ。 「そのEXP.を見りゃ、誰だってあんたが、銀河一のキーボード使いだなんて思わないぜ。 「もしあんたが本物のキーボード使いだとしても手遅れだよ。王室が使いを出した頃は事態はもっとましだったんだ。 「あら、村の真ん中に大穴を開けちゃった人ね。早めに謝っといた方がいいわよ。村長なら上に居るから。 「わしは信じるよ。あんたは、王室がソルフェスから迎えようとしていた人に違いない。 「落下のショックで能力を失ってしまったようだが…心配する事はない。 「その気があるなら、いずれ全部取り戻す事が出来るだろう。'大きな手'の所に行くといい。 「必要なキーを持ってないと通信室には入れないよ。 「左手のホームポジションについて… 「左手の人差指はFの上に置く。(fを押せ) 「左手の中指はDの上に置く。(dを押せ) 「左手の薬指はSの上に置く。(sを押せ) 「左手の小指はAの上に置く。(aを押せ) 「左手の親指は使わない。それ以外4の本の指は、いつもこの位置で待機せよ。以上。 「試してみるかね [SAVE ZONE]: セーブしますか? LIFEが1箱以下では、セーブできない。 セーブ完了。 <ジュクルン> 「ジュクルン村です。はい。 「異変以来、客がさっぱりだよ。 「5スパイスですが、お泊まりになります? 「ははっ、ありがとーございます。手前の部屋へどーぞ。 「倉庫の入口は、北側にあるよ。 「洞窟を抜けると湖の手前にあるルチュ村に行けるんだが… 「洞窟の魔獣はなんとかなるけど、呪文の壁を突破出来ないんだよ。 「アズドフ村の真ん中に宇宙船が落ちたらしいわね。 「なんでも、みすぼらしい地球人が乗ってたっていう噂よ。 「倉庫の地下にでっかい手が生えてきたんだ。 「アズドフ村でも似たような事があるらしいよ。 「不気味だね。 「ケムリ苔? 何で解毒剤なんか売ってるんだろ。 「この店の品…アズドフ村のマーケットで仕入れたっていうウワサだぜ。 「Deleteキーがあると、ミスタイプした時カーソルを戻せるんだって? 「お買い物するなら、カゴを使うんですよ。知ってますよね、そんな事。 カゴを取った。 「まいど。 「出る時は向こう側から出てくださいね。 「そうしますと、全部で…○スパイスになりますが。 「ありがとうございました。 「お客さん、スパイスが足りませんよ。 「お客さん、荷物がいっぱいで持ち切れませんよ。 「お客さん、ご面倒でもカゴは元に戻しといてください。 カゴを置いた。 「右手のホームポジションについて… 「右手の人差指はJの上に置く。(jを押せ) 「右手の中指はKの上に置く。(kを押せ) 「右手の薬指はLの上に置く。(lを押せ) 「右手の小指は;の上に置く。(;を押せ) 「右手の親指はスペースバーの上に置く。(スペースバーを押せ) 「右手5本の指は、いつも、この位置で待機せよ。 「なお、:をタイプする時は左手の小指でSHIFTキーを押しながら右手の小指で;を押す。(:をタイプせよ) 「以上。 <呪文の壁> 文字が書いてある。 それを読んだ。 足がすくみ、命が吸い取られてゆく。 あなたは、大きな力で壁から引き離された。 呪文は消え去った。 <ルチュ> 「ルチュ村にようこそ。 「名物のレイクダイビングが出来ないとルチュも活気が無いね。 「湖に魔獣が出るようになってから魚が一匹もいなくなってしまったよ。 「ここからは、西の方にあるグーとクウェー村にしか行けないよ。 「湖に潜るんだったら、R,T,Y,Uの他にG,Hと、Q,W,Eキーも必要だろうね。 「まあ、そんな物好きじゃないとは思うけど。 「魔獣を見るために湖に潜る物好きはいないからね。 「アクアラング? もう、どの店も置いてないよ。 「でも、クウェーにならあるかな…あの村は、何でもワンテンポ後れてるから。 「部屋に、例の手が生えてきちゃってね…どうせ客が少ないからいいけどさ。 「お泊まりになります? 10スパイスですけど。 「スパイスが足りませんけど。 「じゃ、左手から行って2番目の部屋を使ってください。 「西のグー村にはクム酒工場があったんだが'手'に乗っ取られてね。もうロボットしか残ってないらしい。 「ソルフェスから、ケムリ苔の買付けに来たんですがね…。 「帰る前に、こいつがレイクダイビングをやっていこうなんて言い出すから…。 「ひとのせいにするなよ。 「R T Y Uキーについて… 「Rは、Fに置いてある左手の人差指を素早く伸ばして打つ。 「打ったら、指を元のFキーの位置に戻す。(rを打て) 「Tも、Rと同様に左手の人差指で。(tを打て) 「Uは、Jに置いてある右手の人差指を素早く伸ばして打つ。 「打ったら、指を元のJキーの位置に戻す。(uを打て) 「Yも、Uと同様に右手の人差指で。(yを打て) 「以上。 「はい、キーショップですよ。 「以前はダイビング用品を扱っていたんだがね。ちっとも売れなくなっちゃって…キーショップを始めたんだよ。 「安い物から順に揃えるのが…正しいキーの買い方と言えるね。 「Deleteキーは必要さ。せっかく魔獣をやっつけても、ミスタイプがあると、やられ損だもん。 「昔はね。ダイビング教室だったけど…今はみんな、酒飲んで寝てるよ。 「あー、酔っぱらっちゃった。 「ぐう。 「ぐっすり。 <クウェー> 「今度の休みには、ひさしぶりにレイクダイビングをやろうと思ってね…。 「え?マジューがうろついている? そんなの、食べちゃえばいいじゃない。 「レイクダイビングなんてつまらないから私たちはパパ抜きで霧の谷へハイキングに行くのよ。…ロマンチックでしょ。 「何ですって、クムの木が石になっちゃった? そんなマンガみたいな話、信じられないわ。 「霧の谷は、湖の北にあるんだよ。 「霧が出ると、まるで…ミルクの中を歩いているようなんですって。 「ほんと、ダイビングどころじゃなかった。マジューって恐いものだったのね。 「アクアラング100スパイスで譲ろうか? 「なんだ、お金持ってないじゃないか。 「アクアラングの操作なら、ルチュにあるダイビングスクールの連中が詳しく知ってるよ。 「へい、いらっしゃい。 「剣と盾の店です…が、誰も買ってくれない。 「え、他の村ではキーを売ってる? キーって、あのキーボードのキーですか? 「倉庫のドアが、どうしても開かないんですよ。おかしいなあ。 「どうやったら呪文がつかえるかって? おれは信じないぜ、そんな非科学的な事。 「そういえば、非科学的な奴が一人イオーパの製材所にいたっけ。 「キーショップに衣替えしました。 「Q W Eキーについて… 「Qは、Aに置いてある左手に小指を素早く伸ばして打つ。 「打ったら、指を元のAキーの位置に戻す。(qを打て) 「Wは、Sに置いてある左手の薬指を素早く伸ばして打つ。 「打ったら、指を元のSキーの位置に戻す。(wを打て) 「Eは、Dに置いてある左手の中指を素早く伸ばして打つ。 「打ったら、指を元のDキーの位置に戻す。(eを打て) 「以上。 「いらっしゃい。どうです、クムドールは…のどかで平和な、いい惑星でしょう。 「お泊まりは、10スパイスですが…。 「ありがとうございます。 「やっとクムドールの取材が終わった。明日は地球に帰れるぞ。 「何、宇宙船は全部ストップしてる? 本当かい。 <グー> 「一泊 10スパイス。 「オカネ オカネ! 「オヤスミナサイ。 「ドリームポイント ドリームポイント… ロボットは壊れている。 「G Hキーについて… 「Gは、Fに置いてある左手の人差指を素早く伸ばして打つ。(gを打て) 「Hは、Jに置いてある右手の人差指を素早く伸ばして打つ。(hを打て) 「以上。 「大文字について… 「右手で打つキーを大文字にする時は左手の小指でSHIFTキーを押しながら打つ。(Yをタイプせよ) 「左手で打つキーを大文字にする時は右手の小指でSHIFTキーを押しながら打つ。(Tをタイプせよ) 「なお、ミスタイプした文字を打ち直すために1字分戻す Deleteキーは右手の小指を伸ばして打つが 「右手をホームポジションから外さないよう注意。(Deleteキーを打て) 「以上。 <ルチュ> 「潜る時は'D'、浮上する時は'U'を押すんだ。 「そこの湖は、一番深いトコでせいぜい水深15メートル位かな。 「水深計は持ってないの? まぁ、そんな物は無くても潜れるけど。 ここでは潜れない。 ここでは浮上できない。 <イオーパ> 「ここは、イオーパ村って言うんですよ。 「西の方にある町? ああ、製材所の事か。もう切る木が無いから誰もいないだろう。 「ねえ、イオーパの公園が新しくなったんだよ。手が喋ったりして、前より面白いんだ。 「製材所の方がもっとすごいもーん。 「水晶の磁石があれば…そんなもんある訳ないって? 「それが…あるんです。どこにあるか知らないけど。 「水晶の磁石?何ですか、それは。普通の水晶なら、霧の谷から東に行った洞窟でよく見かけるけど。 「あのおっさん、子供を魔獣にやられてから言う事がちょっとおかしいんだ。 「奥さんはヨゴンナ町の病院に入院中だって言うし…気の毒に。 「ヨゴンナ町って言ったらあの霧の谷を越えなきゃ行けないじゃないか。 「何度か試したんだがどうしても霧の谷から北へは抜けられないんだ。 「北に進んでるつもりが、いつの間にかもとの場所に戻っちゃうんだよ。 「時には、東や西に出ちまう事もあるけど…どういう訳か北へは行けないね。 「らっしゃい、らっしゃい。 「チャトフィッシュの佃煮が食べたいわ。 「キーショップですよー。 「異変のおかげで、ボロもうけじゃないか。 「いい村でしょ、イオーパは。何もないけど、まあゆっくりしてってください。 「15スパイスですけど、お泊まり? 「スパイスが足らないんですけど…。 「まいどー。 「I O Pキーについて… 「Iは、Kに置いてある右手の中指を使って打つ。(iを打て) 「Oは、Lに置いてある右手の薬指を使って打つ。(oを打て) 「Pは、;に置いてある右手の小指を使って打つ。(pを打て) 「以上。 <製材所> 「, . /と< > ?キーについて… 「,は、Kに置いてある右手の中指を使って打つ。(,を打て) 「.は、Lに置いてある右手の薬指を使って打つ。(.を打て) 「/は、;に置いてある右手の小指を使って打つ。(/を打て) 「又、<は左手の小指でSHIFTキーを押しながらKに置いてある右手の中指を使って打つ。(<を打て) 「>も、左手の小指でSHIFTキーを押しながらLに置いてある右手の薬指を使って打つ。(>を打て) 「?も、左手の小指でSHIFTキーを押しながらLに置いてある右手の薬指を使って打つ。(?を打て) 「以上。 「Z X Cキーについて… 「Zは、Aに置いてある左手の小指を使って打つ。(zを打て) 「Xは、Sに置いてある左手の薬指を使って打つ。(xを打て) 「Cは、Dに置いてある左手の薬指を使って打つ。(cを打て) 「以上。 「呪文を唱えるには まず呪文書、そしてリターンキーが必要だ。 「という事が判ったんだが…どちらもまだ、実物を見た事が無いんだ。 「ド・リ・ー・ム・ポ・イ・ン・ト。 <水晶の洞窟> おかしな形の水晶がある。取りますか? 水晶の磁石を手に入れた。 <ブブム> 「ブブム村です。ヨゴンナから非難して来た方は町会所に行ってくださいね。 「私達、ヨゴンナから避難して来たんですよ。 「さて、どこかに泊めて貰わなきゃ。 「熱くて、あんなとこに居られないわ。 「母ちゃん。のどが乾いたよ。 「さあ、炊出しですよ。あなたも避難民? 「ダメよ、一人で五つも食べちゃ。ちゃんと数えてるんだから。 「真っ赤に焼けた溶岩が町のすぐ脇に流れてきましてね。 「こないだ見たのは予知夢だったんだ。火山が爆発する夢を見たんだよ。 「クムドールに火山があったとは知らなかった。 「もう、全員避難したのかしら。 「入院中のおばさんが一人、どうしても来たくないって言うんだよ。置いてきちゃったけど、大丈夫かな。 「ああ、子供を魔獣に食われちゃったショックで、変な事言うおばさんだろ。 「でも、おかしいね。あの人の子供がいなくなったのは魔獣が現われる前じゃなかったのかい? 「そう言えば、おかしな事にあの部屋だけ熱くならなかったような… 「大変な世の中になりましたねえ。 「町内会が騒がしいようだけど何かあったのかい? 「今度は火山か。次から次へと、おかしな事ばかり起こるねえ。 「溶岩を見に行って来たけど熱くて近寄れなかった。 「落ちたら大変だよ。 「えっ、リターンキーは置いてませんよ。4,5,6,7キーならあるけど。 「部屋が足らなくなりそうだな。 「一泊 20スパイスです。 「手前の部屋へどうぞ。 「私、校長です。最近ヒマでねえ。 「教室が使えないから学校はずっと休みなんだよ。 「V B N Mキーについて… 「Vは、Fに置いてある左手の人差指を使って打つ。(vを打て) 「Bも、Fに置いてある左手の人差指を使って打つ。(bを打て) 「Nは、Jに置いてある右手の人差指を使って打つ。(nを打て) 「Mも、Jに置いてある右手の人差指を使って打つ。(mを打て) 「以上。 <ヨゴンナ> 「4 5 6 7キーについて… 「4は、Fに置いてある左手の人差指を使って打つ。(4を打て) 「5も、Fに置いてある左手の人差指を使って打つ。(5を打て) 「6は、Jに置いてある右手の人差指を使って打つ。(6を打て) 「7も、Jに置いてある右手の人差指を使って打つ。(7を打て) 「以上。 「$ % ^ &キーについて… 「$は、右手の小指でSHIFTキーを押しながらFに置いてある左手の人差指を使って打つ。($を打て) 「%も、右手の小指でSHIFTキーを押しながらFに置いてある左手の人差指を使って打つ。(%を打て) 「^は、左手の小指でSHIFTキーを押しながらJに置いてある右手の人差指を使って打つ。(^を打て) 「&は、左手の小指でSHIFTキーを押しながらJに置いてある右手の人差指を使って打つ。(&を打て) 「以上。 「リターンキーは… 「右手の小指を伸ばして打つが右手をホームポジションから外さないよう注意。(リターンキーを打て) 「以上。 「ワタクシ 看護ロボット デス。 「みんなミドは死んでしまったと言うんです。 「え あなたがasciiさん? ミドがここにいたら良かったのに。 「ミドはあなたに憧れていました。そして自分も銀河一のキーボード使いになるんだと言って。 「ああ、私がもう少し元気なら…鯨のスリッパをはいて溶岩を渡って行ってあげるんだけど。 <ブブム> 「王室から派遣された調査員ですが… 「えっ、あなたがascii様ですか。無事、クムドールに来られていたんですね。 「しかし困った…何とかあの溶岩を渡る方法は無いものだろうか。 「鯨のスリッパ? そんな物あるかどうか存じませんが 「ルチュ村のマーケットの経営者が銀河中の珍しいスリッパを集めてるっていう噂がありましたね。 <ルチュ> 「社長なら2階です。 「変な夢を見ちゃったなあ、ははは。 「えっ 鯨のスリッパだと? どうしてその事を… 「私は銀河中のスリッパを見てきたがそんな物ある訳ないじゃないか。 「だけど…それをこの間、夢で見たんだよ。 「私がホテルのフロントの後ろから、壁を突き抜けて中庭に入って行くとね、 「それは見えないんだが、そこにあるのがわかるんだ。 「拾って見ると、鯨のスリッパだったんだよ。 何か落ちている。拾いますか? 鯨のスリッパを拾った。 「それは…鯨のスリッパか! 不思議な事があるもんだ。 <ブブム> 「鯨のスリッパなんてまさかと思ってました。本当にあったんですね。 「お願いします。早く宮殿に行ってascii様の力をクムドールのために貸してあげてください。