SUPER FAMICOM
LICENSED BY NINTENDO

トルネコの大冒険
不思議のダンジョン
取扱説明書


1000回遊べるRPG、登場。

RPGといっても、このゲームはちょっと違う。今までのRPGをイメージしてプレイをはじめたら、びっくりするかもしれない。長いストーリーもなく、広いフィールドを歩きまわるわけでもない。トルネコの前にあるのは、ダンジョンへと続く、洞窟の入り口だけ……。

ダンジョンの形が毎回かわる!?

そのダンジョンは、遊ぶたびに形がかわる奇妙なダンジョン。手に入るアイテムや出会うモンスターも、その時によってさまざまだ。アイテムとモンスター、そして偶然がおりなす、無限のシナリオ。遊ぶごとに毎回違ったドラマを楽しむことができるんだ。だから、何回でもくりかえしチャレンジできるし、やるたびごとに楽しめる。たとえ一度クリアしたとしても、きっとまた挑戦したくなるはずだ。

再チャレンジはレベル1から!?

冒険の途中で力つきてたおれると、トルネコはレベル1にもどってしまう。いくらトルネコが強くなっていて、いいアイテムを持っていても、次にチャレンジする時はゼロからスタートだ。こう聞くとつらそうに感じるかもしれない。だけど、だからこそ面白く、だからこそスリリングなんだ。

プレイヤーのレベルが上がる!?

たとえトルネコのレベルが1にもどっても、プレイヤーは冒険のたびに色々なことが分かってくるはず。アイテムの使い方や敵のたおし方。つまりは、トルネコではなく、プレイヤーのレベルが上がっていくということなんだ。だから、ゲームをクリアするのにどのくらいの時間がかかるかは、あなたの成長しだい、というわけ。


「や、久しぶり。おぼえてるかな? あのトルネコだよ。世界一の武器屋を目ざして、今度はこんなダンジョンにやってきた。ちょっとかわった洞窟だけど、面白さはこのトルネコが保証する。私と一緒に、この冒険をめいっぱい楽しんでくれ!」


このたびはチュンソフトスーパーファミコン用カセット「トルネコの大冒険」をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。ご使用前にこの「取扱説明書」をよくお読みいただき、正しい使用法でご愛用ください。なお、この『取扱説明書』は大切に保管してください。


STAFF
原作/堀井雄二(ドラゴンクエストIV)
キャラクターデザイン/鳥山 明
音楽/すぎやまこういち
企画・制作/(株)チュンソフト


CONTENTS
もくじ

はじめる前に
冒険に出発だ!
冒険の成功のために
アイテム


BEFORE PLAY
はじめる前に

世界一の武器商人を夢見て……
トルネコの冒険がはじまった

 ある町に、世界一の武器商人になることを夢見るひとりの男が住んでいました。その名はトルネコ。
 夢を追い続けるトルネコは、ある日家族を連れて旅に出ました。目ざすは「不思議のダンジョン」……。

●トルネコの大きな夢。

 エンドールのはるか北にある小さな町、レイクナバ。武器屋の親方のもとでせっせと働くトルネコは、優しい妻ネネと、生まれたばかりの息子との3人で、幸せに暮らしていました。しかし、トルネコには大きな夢がありました。いずれは独立して店を持つこと。そして、世界一の武器商人になり、この世界にある、最高の剣や貴重な盾をこの手で扱うこと。それが、トルネコが胸に秘めた、大きな夢だったのです。

●トルネコに、気になる噂…。

 夢を実現するため、トルネコはさまざまな冒険にチャレンジしました。鉄の金庫を探しに洞窟へ入ったり、エンドールとボンモールの戦いをふせいだり、色々なことがありました。努力のかいあって、ついにエンドールにお店を出すこともできました。ネネと息子のポポロを呼び寄せての新しい生活。お店は、商売上手のネネのお陰で大繁盛です。
 そんなある日、トルネコは「不思議のダンジョン」の噂を耳にしたのです。トルネコの血が騒ぎました。「どんな宝物が埋まっているのだろう。見てみたい、さわってみたい…。」でも、お店はどうしたらいいのでしょう。トルネコは悩みました。
 そんなトルネコに、ネネが笑いかけました。
「行きましょうよ、あなた! そんなすごい宝物なら私も見てみたいわ。お店は、着いた村でまた始めればいいじゃない!」

●不思議のダンジョンを目ざして。

 こうして、トルネコ一家の旅が始まりました。海を越え、山を越え、旅は何年も続きました。たのしみな洞窟探険を目ざしているのですから、長い旅もつらくありません。そして今、ようやく不思議のダンジョンにたどりついたのです。待ちに待ったダンジョンの入り口はすぐそこです。さぁ、王様からの手引き書をよく読んでから、さっそくチャレンジしてみましょう!


王様からの手引書

[1] まず、はじめにおぼえておいてほしいのは、ダンジョンは冒険のたびにかわる!ということじゃ。どこにどんな部屋があって、どのようにつながっているかは、フロアごとに違うのはもちろん、同じ地下1階でも次にチャレンジする時は、前の時とまったく違っているのじゃよ。だから、ダンジョンをおぼえておく必要はないのじゃ。どんなダンジョンで、どんなアイテムが落ちているかは、おりてみてのお楽しみ、なのじゃ!

[2] ダンジョンに入ったら、とりあえずは下におりるだけ。下りの階段しかあらわれないから、上のフロアにもどったり地上に帰ったりはできんのじゃ。もちろん、目的のアイテムを手に入れたり、特別な巻物を使ったりすればそれもできるがな、とにかく最初は、おりるだけ。一度ダンジョンに入ってしまえば、次に地上に帰れるのは、目的を果たした時かやられた時、なのじゃ!

[3] モンスターとたたかって経験をつめばトルネコもレベルが上がる。レベルが上がれば力も強くなるし、タフになる。でもダンジョン内でやられてしまうとトルネコは地上で目がさめて、レベルは1にもどっているぞ。手に入れたアイテムもすべてなくなっているのじゃ。ふりだしにもどる、という感じじゃな。しょげずに気を入れかえてふたたびのぞむべし、なのじゃ!

[4] 冒険の書は三つあるからデータを違う書にセーブしておいて、もしやられてしまったらそっちで続きをプレイしちゃえ…なんて考えておる者がいるかもしれんがな。残念ながらそんなことはできんぞ。やられたら、ふたたび地上から一歩一歩おりてくるしかないのじゃ。だから、無茶なたたかいはせずに、よ〜く考えて慎重におりていくことじゃ。あわてる必要はない。疲れたら「中断」にしてスイッチをきることもできるようになっておるからな、次はそこからはじめればいいわけじゃ!

[5] 洞窟はたくさんのモンスターがおるわけじゃが、なにも、フロアすべてのモンスターをたおさなければならないわけではないのじゃぞ。すべてのモンスターをたおしたと思っていても、奴らはどこからともなく次々とわいてくるのじゃ。あまり歩きまわっても腹がへるばかりじゃ。ひととおりの敵をやっつけたら、下の階におりることじゃな。

[6] そしてこれが一番大切なことじゃからよ〜くおぼえておいてくれ。トルネコが剣を振る、一歩動く、アイテムを使う、これらはすべて動作をひとつしたことになる。敵モンスターも、トルネコと交互に動作をひとつするわけじゃ。こちらが一歩動けば、むこうも一歩動く。こちらが一回攻撃すればむこうも一回攻撃してくる。この1サイクルを「ターン」と呼ぶのじゃ。もちろん、動きの早いモンスターは別じゃがな、たいていのモンスターはトルネコと同じ早さで動くのじゃ。

 ただしじゃ。自分のアイテムを見たり、その場で体の向きをかえたりすることは、動作をしたことにはならないのじゃ。だから、モンスターとたたかう時にはまず、体を敵のほうへ向けることが大切じゃ。どんなアイテムを持っていたかを確かめてもかまわん。特に強い相手とたたかう時はよ〜く考えることじゃ。

 そしてもうひとつじゃ。洞窟の中では、トルネコもモンスターも、斜めに動け、攻撃もできる。これは大切なことじゃ。モンスターから逃げようとして通路へ向かうとする。その時、斜めに歩くなどしていちばんみじかい距離をとらないと、モンスターにすぐさま間合いを詰められたり、攻撃をうけたりするのじゃ。斜めの移動や攻撃をうまくこなすことじゃ。


LET’S TRY!
冒険に出発だ!


[1] まず、冒険の書を作る

 さて、王様からの手引書をよく読んだらカセットをスーパーファミコン本体にしっかりとさし込もう。そして電源スイッチをオン! 洞窟にチャレンジする前に、「冒険の書」を作ることからはじめよう。

冒険の書を作る

スイッチオンしてしばらくは、トルネコの物語が紙芝居風にくりひろげられるよ。
ひととおり読んだら、コントローラー1のボタンのどれかを押してみよう。すると、冒険の書を作るための画面になるよ。
はじめてあそぶ場合は、左のようなメニュー画面が表示されるよ。「ぼうけんのしょをつくる」に⇒が合っているのを確かめてAボタンを押そう。⇒は十字ボタンの上下で動かすことができるよ。
すると冒険の書1〜3の内容がこのように表示されるんだ。はじめての場合は、1〜3のすべての冒険の書があいた状態になっているから、どれかをえらんでAボタンを押そう。
すると、トルネコ一家がちょうど村に着いた場面になるぞ。ネネやポポロもようやく目あての村に着いてほっとした様子だ。そしてポポロが、村の名前を聞いてくる。キミ自身が、この村の名前を決めるんだ。

名前の入力

村の名前は、左のような名前入力画面で入力するんだ。十字ボタンで⇒を動かし、文字をえらぼう。入力できる文字は4文字。ひらがなのほか、カタカナも使えるよ。「おわる」をえらんでボタンを押すと、村の名前が決定し、冒険の書に記録されるんだ。

サウンド設定

メニュー画面で「サウンドせってい」をえらぶと、サウンドのステレオ/モノラルの切りかえができるよ。このソフトはステレオでサウンドが楽しめるようになっているけれど、モノラル(スピーカーが一つしかないタイプ)のテレビなどでプレイする時は「モノラル」をえらぼう。この設定は、次に切りかえ操作をするまで、そのままで維持されるよ。


[2] いざ洞窟へ出発だ!

 名前の入力がすんだら、いよいよ洞窟へチャレンジすることができるよ。でも、その前にお城の王様にあいさつだ。王様と話をし、まわりにいる人たちからも情報を聞き出したら、いざ出発だ!

まずはお城へ…

冒険の書を作ったトルネコがまずやってくるのは、王様の住むお城だ。奥に王様がすわっていて、トルネコに話しかけてくるぞ。質問もしてくるので、十字ボタンで⇒を動かし、はい/いいえをえらんでAボタンを押そう。
王様の話だと、どうやら「不思議のダンジョン」は相当手ごわい洞窟らしい。そこで、その本番のダンジョンに挑戦する前に、小手調べのためのダンジョンがあるということだ。おっと、王様は冒険の成功を祈って手みやげまで持たせてくれたぞ。
出かける前に、王様のまわりにいる人たちにも話しかけてみよう。いろいろ役に立つ情報をおしえてくれるよ。ひととおりの話を聞いたら、いよいよ出発だ。お城を出ると、そこは洞窟の入り口。さぁ、一歩中へ入ってみよう。

メイン画面の見方

これが、ダンジョンの中だ。まずは、このメイン画面の見方をおぼえておこう。

(1)フロア(現在トルネコのいる階。表示は地下1階をしめす。)
(2)レベル(敵をたおし、経験をつむことによって上がっていく。)
(3)HP(トルネコの体力。最大HPと現在のHPがしめされる。下のゲージは、緑色の部分が現在のHPをしめす。)
(4)ゴールド(現在、トルネコが持っているお金。)

マップの見方

そのフロア全体を表示するのがマップだ。行ったことのある部屋と通路を表示し、モンスター、アイテムなどを点で表示するんだ。やみくもに歩かなくてもすむように、メイン画面に重ねて表示したままプレイした方がいいぞ。
それぞれの点は、次の事をしめしている。

(1)黄色の点滅……トルネコの位置
(2)赤い点……モンスター
(3)水色の点……アイテム
(4)水色のマス……階段

トルネコ以外は、メイン画面で発見するまで表示されないよ。また、階段とアイテムは、一度発見すれば、ほかの部屋へ移動したあとも、マップで表示されるけど、モンスターは、トルネコが見える範囲内でしかマップには表示されないよ。


[3] ゆっくり進んでみよう

 では、実際にダンジョンの中を歩いてみることにしよう。ダンジョン内は薄暗く、自分のまわりしかよく見えないよ。不意に敵があらわれるかもしれないので、はじめは用心深く、ゆっくりと歩いていこう。

部屋と通路

ダンジョンに入ると、最初トルネコは一つの部屋のなかにいるよ。部屋からは通路がのびているはずなので、その通路を歩いて、色々な部屋を探険していこう。
部屋にいる時は部屋全体を見渡せるけど、通路では自分のまわりの丸い部分しか見えないので、モンスターが近よってきても、すぐそばにくるまで分からないぞ。
部屋や通路の形はさまざまで、広間のような大きな部屋や、迷路のように入り組んだ通路などもある。また、部屋や通路の配置はフロアごと、プレイごとにかわるので、それを覚えておく必要はないんだ。また、歩く時に、Bボタンを一緒に押すと、高速移動をすることができるぞ。通路の分かれ目などではいったん止まるんだ。一度行った道をひきかえす時などに利用しよう。

ダンジョン内での各ボタンの役目

十字ボタン〔方向ボタン〕
トルネコの移動や、体の向きをかえるのに使います。

セレクトボタン〔マップボタン〕
押している間だけ、マップのみを表示します。

Lボタン〔弓矢ボタン〕
矢を装備している時、それをうつことができます。

Rボタン〔斜めボタン〕
これを押しながら十字ボタンを斜めに押せば、トルネコは斜め方向にしか進みません。また、Yボタンも同時に使うと、その場で斜め方向だけに体の向きをかえられます。

Yボタン〔その場ボタン〕
これを押しながら十字ボタンを押すと、一歩も進まず、その場で体の向きだけをかえることができます。

Xボタン〔ウインドウボタン〕
ベースウインドウを出すためのボタンです。

Bボタン〔高速ボタン〕
十字ボタンとあわせて押すと、高速移動します。
高速移動中にアイテムが落ちていた場合、トルネコはその直前で止まりますが、さらにBボタンを押したまま進めると、アイテムの上に乗ったのち、拾わずに通りすぎます。

Aボタン〔攻撃ボタン〕
体の向いている方に剣(腕)を振って攻撃します。地面にわながないかをしらべることもできます。また、相手がいない時に剣を何回も振ると、HPを少しづつ回復させることができます。さらに、Bボタンをあわせて押すと休けいとなり、その場でHPを回復することができます。

※スタートボタンは使いません。

アイテムが落ちていた

部屋には、アイテムが落ちていることがあるよ。トルネコをその上に立たせると、アイテムを手に入れることができるんだ。ただし、トルネコが持てるアイテムには限りがあるので、アイテムがいっぱいになった時には、どれかを使ったり、捨てるなどしなくてはいけないよ。

モンスターがあらわれた

モンスターは部屋、通路にかかわらず出現するぞ。トルネコを追ってくるもの、ウロウロしているもの、じっとしているものなどさまざま。近くによってきたら、体を敵の方へ向けてAボタン! トルネコの腕がふられて敵を攻撃するぞ。一度でたおれない場合は、何度でも殴って相手をやっつけよう。モンスターをたおしても油断しちゃだめだ。相手の攻撃でトルネコのHPがへっているはず。それを回復させることを考えよう。HPを回復させるのは3つの方法があるぞ。(1)歩く (2)剣を振る・または休けい (3)薬草を飲む どれかの方法で、トルネコのHPをいっぱいにもどすことだ。HPのへりがそれほどひどくなく、近よってくる敵もいなければ、探険の続きをしてもかまわない。歩いているうちにHPは回復するはずだ。

わなにかかった!

部屋には、わながしかけられていることもあるぞ。これはかかってしまうまでまったく見えないんだ。ただし、一度かかったわなは、見えるようになって残るよ。わなの一部として、次のようなものがあるんだ。

●落とし穴……下の階に落ちる。HPが少しへる。
●トラばさみ……しばらくの間移動できない。攻撃などは可能。
●矢……トルネコの背後から矢が飛んでくる。
●眠りガス……白いガスが噴き出して、眠ってしまう。
●地雷……爆発が起きて、HPが半分になってしまう。

階段があった!

フロアのどこかの部屋に、下の階へおりる階段があるんだ。それを見つけだし、ウインドウで「下りる」を選択すると、下の階へおりることができるぞ。ただし、一度下の階へおりてしまうと、もとのフロアにはもどれないからおりるのは、そのフロアを充分に探険してからにした方がいい。


[4] ウインドウを出してみよう

 Xボタンを押すと、ウインドウと呼ばれる窓が画面に表示されるよ。拾ったアイテムを見たい時や、使いたい時に押してみよう。また、ウインドウにはいくつかの種類があるのでよくおぼえておこう。

ベースウインドウ

トルネコの行動を選択するウインドウだよ。十字ボタンで⇒を動かし、Aボタンを押すと、そのコマンドをえらんだ事になるんだ。

⇒道具
これをえらぶと、アイテム一覧ウインドウが新たに表示され、アイテムを使ったりすることができる。

⇒マップ
マップの表示切りかえコマンドだ。一度えらぶと、メイン画面にマップが半透明で重なるように表示されるぞ。もう一度えらぶと、マップは消え、メイン画面のみの表示となるんだ。一度きめれば、ゲームオーバー後もそのままの設定となるよ。

⇒拾う
いったんアイテムの上に乗った時、それを拾うコマンドだ。また、階段の上でベースウインドウを開くと、「階段」というコマンドにかわるよ。

⇒中断
ゲームをいったん中断する時にえらぼう。スイッチを切っても、次にプレイする時には、同じ場所からゲームを再開することができるよ。もちろん、レベルやアイテムも中断した時のままだ。

アイテム一覧ウインドウ

トルネコが現在持っている、すべてのアイテムを見られるウインドウだ。アイテムは20個まで持て、2枚のリストにわけて表示されるから、10個以上アイテムを持っている時は、十字ボタンの左右で、アイテム一覧の1、2ページの表示切りかえをしよう。また、この表示の時にYボタンを押すと、アイテムの整とんができるぞ。武器→盾→指輪→矢→食料→薬→巻物→杖の順に種類わけされ、自動的に並べかえられて表示されるんだ。

ウインドウ画面での各ボタンの役目

十字ボタン〔選択ボタン〕
コマンドやアイテムをえらぶカーソル(⇒)を動かします。

Aボタン〔決定ボタン〕
えらんだコマンドを実行するためのボタンです。

Yボタン〔アイテム整とんボタン〕
アイテム一覧ウインドウが表示されている時に押すと、アイテムを整とんすることができます。それ以外の時は、Bボタンとおなじく、キャンセルボタンとしてはたらきます。

Bボタン〔キャンセルボタン〕
コマンドをキャンセルするためのボタン。押すと、前の画面にもどります。

※これ以外のボタンは使いません。

コマンドウインドウ

アイテムをえらぶと、となりにコマンドウインドウが表示されるよ。アイテムをどうしたいのかを指示するウインドウだ。

⇒装備
武器や盾を身につける。また、ここのコマンドは、えらんだアイテムによって、食料→食べる、薬→飲む、巻物→読む、杖→振るというように自動的にかわるよ。また、身につけた武器や盾には、一覧表のアイテム名の前にEが表示されるんだ(装備できるアイテムは、武器、盾、指輪、矢)。また、すでに身につけているアイテムをえらんだ場合は、「はずす」というコマンドにかわるぞ。

⇒投げる
えらんだアイテムを、トルネコが向かっている方向に投げるぞ。モンスターに当てるとダメージを与えることができるアイテムもあるんだ。また、矢をえらぶと「うつ」というコマンドにかわって、装備していない矢でも、うつことができるよ。

⇒置く
えらんだアイテムを足もとに置くよ。持ち物がいっぱいになった時など、いらないアイテムを捨てる時などに使うんだ。

⇒名前
アイテムに名前をつけることのできるコマンド。正体の分からないアイテムをえらんだ時に出るコマンドだ。

⇒説明
アイテムの使いみちが分からない時にえらぼう。アイテムの特徴や効果などが表示されるぞ(正体が分かっているアイテムの場合のみ)。

ステイタスウインドウ

トルネコの現在の状況をしめすウインドウだ。時々、トルネコの「ちから」や腹へり具合をチェックしよう。

●最深階……この冒険の書で行ったことのある、いちばん深い階数をしめしているよ。
●剣の強さ……装備している武器の強さの値だ。
●盾の強さ……装備している盾の強さの値だ。
●満腹度……おなかのへり具合。動きまわるにつれ、だんだんとへっていくよ。0%になると、一歩あるくごとに、HPが一つづつへってしまう。その時は、メイン画面の上の文字が黄色にかわるよ。
●ちから……最大値と現在の値とが表示されるよ。
●経験値……トルネコの現在の経験値をしめしているよ。

※また、すべてのウインドウは、HPが少なくなると、わくの色が白から赤にかわって表示されるよ。

経験値とトルネコのパワー

経験値は、敵モンスターをたおすことによってだんだんと蓄積されていくんだ。手ごわい敵ほど、もらえる経験値は高いぞ。そして、一定のところまでたまると、レベルが一つ上がるんだ。レベルが上がると、トルネコのHP最大値や攻撃力がアップするぞ。レベルを上げた方がトルネコは強くなるわけだから、敵と出会ったら、なるべくたおして経験値をかせごう。


[5] アイテムを使ってみよう

 ダンジョン内を歩きまわったら、アイテムがいくつか手に入るはず。武器や盾などは、手に入れたらすぐに身につけよう。ほかには、どんなアイテムが手に入ったかな? アイテム一覧ウインドウでたしかめてみよう。

武器・盾・矢を手に入れたら

剣やこん棒などの武器、盾を手に入れたら、さっそく「装備」しよう。持っているだけでは身につけたことにはならないからね。また、矢は身につけていなくてもうつことはできるけど、Lボタンでうった方が簡単だから「装備」しておこう。

アイテムの強さ

武器や盾には、同じ種類でも、品によって性能のバラつきがあるんだ。一度身につけてみると、アイテム一覧ウインドウで、名前の後に+1などと数字が出ることがある。+の表示が出たら、性能の高い品だ。逆に−1などの表示は、標準よりも性能が低い品なんだ。ちょうど標準の性能のものは、何も表示されないよ。また、一度も身につけていない武器や盾は黄色で表示されるようになっているぞ。

+1は標準よりも性能の高い品。逆に−は性能が低いことをしめします。
まだ身につけていない武器・盾は、黄色で表示されます。
ステイタスウインドウで武器と盾の結果的な強さを確認できます。

●メッキ
巻物の効果で、盾にメッキをすることができるんだ。その場合アイテム一覧ウインドウでアイテム名の前に左のような表示がされるよ。メッキされた盾は、敵の攻撃などでさびることがなくなるんだ。

●呪い
剣や盾などには、呪いがかけられている場合もあるぞ。外見では分からず、身につけてみてはじめて分かるんだ。性能などはかわらないけど、一度身につけると、呪いを解くまではずすことができなくなるから要注意だ。呪われているアイテムには、アイテム一覧ウインドウでドクロのマークがついて表示されるよ。

薬と巻物

薬と巻物は、手に入れたからといってすぐに飲んだり、読んだりしなくてもいいよ。拾うとその役目が表示されるので、それをよく読んで、どんな時に使ったらいいかを考えることだ。

杖を手に入れたら

杖を手に入れたかな? 杖は拾っただけでは、どんな杖なのか分からないんだ。妙な名前がついているけど、中身とは何の関係もない。アイテム一覧ウインドウでも黄色で表示されているはずだ。実際にモンスターに向かって振ってみるか、「インパスの巻物」を読んで正体を確かめるしかないんだ。冒険のたびにその名前も違うから気をつけてね。

インパスの巻物を活用しよう

手に入れた巻物のなかに、「インパスの巻物」はないかな?これは杖など、よく分からないアイテムの正体を確かめることができる巻物なんだ。インパスの巻物を「読む」と「どれを?」という表示がでるので、正体を知りたいアイテムに⇒を合わせて決定しよう。一度正体が分かった後、同じアイテムは本当の名前で登場するよ。

杖の使える回数

杖は、振って使うよ。振ると、魔法がトルネコの向いている方に飛んでいくんだ。そして、モンスターに当たると色々な効果をもたらすよ。魔法を飛ばせる回数は、杖ごとにまちまち。「インパスの巻物」で正体を確かめると、使える回数がわかるんだ。〔0〕になると、振っても何もおこらないよ。

名前をつけてしまおう

冒険になれてくれば、「インパスの巻物」がなくても、杖を振ってみて、正体を推測することができるはずだ。そして、正体がおぼろげながら推測できたら、忘れてしまわないよう、メモがわりに名前をつけておくといいよ。
その杖に⇒を合わせてXボタンを押すと、コマンドウインドウが出るから「名前」をえらぼう。すると名前入力画面になる。8文字までの名前がつけられるよ。また、アイテム一覧のリストで名前をつけたアイテムは、緑色で表示されるよ。
名付けたアイテムは、その冒険中にまた拾っても、名付けた名前で表示されるんだ。でも、一度インパスで正体を確かめると、それ以降は本当の名前で登場するよ。

おなかがへってきた!?

しばらく探険を続けると、トルネコが「おなかがへった」といいはじめるよ。アイテムの中からパンをさがして食べさせよう。パンが一つしかない時などは、ステイタスウインドウで満腹度をチェック。0%になるまではトルネコの体に影響はないから、ぎりぎりまでがまんさせてから食事にした方がいいぞ。また、パンがない場合は、薬を飲むことで少しながらもおなかの足しにできる。なんとか食べつないでパンをさがそう。


[6] うまくいくとはかぎらない

 敵とのたたかいでトルネコの力がつきて、たおされてしまうこともあるよ。一回のチャレンジでクリアできるほど、楽ではないはずだ。トルネコのお店が大きくなるのをはげみに、ふたたびチャレンジしてみよう。

HPが0になると……

敵にやられたり、腹ペコで歩きつづけてHPが0になると、トルネコは力つきて、たおれてしまうんだ。気がつくとトルネコは地上にもどっているけれど、ダンジョン内で持っていたアイテムはすべてなくなっているんだ。お金はネネに渡っているけれども、半分の額になってしまっている。ふたたび冒険にチャレンジする場合、トルネコのレベルは1からだよ。

生きて地上に帰ったら……

「不思議のダンジョン」では「リレミトの巻物」が登場するんだ。これを使うと、ダンジョン内からワープして、地上に帰ることができるよ。この場合、持っていたアイテムもゴールドも、ネネと息子が住む家にそっくり持ち帰ることができるんだ。ゴールドやアイテムは、ネネがしっかり受けとってくれるよ。ただし、トルネコのレベルが1にもどることを忘れないでね。
店でも、いろいろな人と会話できる。その人の前でAボタンを押そう。動きまわるのは十字ボタンだけれど、地上では四方向にしか進めず、高速移動もできないよ。店のドアをあけるのはAボタンだ。また、Xボタンを押すと、右のようなウインドウが出るんだ。「道具」をえらぶと、今持っているアイテムを見ることができるよ。「中断」は、プレイをやめる時にえらぼう。

トルネコの店が大きくなるぞ

「不思議のダンジョン」に通うようになってからは、トルネコがダンジョンから持ち帰って来たお金を、ネネがしっかりと貯金してくれているんだ。何度も冒険をくり返すことによってたくさんのお金がたまると、トルネコのお店が少しづつ大きくなっていくぞ。ダンジョンの途中でたおされてもあきらめずに何度でも挑戦して、トルネコの店をどんどん広げていこう。

店が広くなってくると、地上を歩きまわるのも楽しいもの。いろいろな人と話をしてみましょう。

お店が大きくなると、トルネコが持ち帰ったアイテムを保管できるようになるんだ。そしてその中から、いくつかを次の冒険の時に持ち出せるようにもなるんだよ。店が大きくなるにつれて、保管・持ち出しのアイテム数も、だんだん多くなっていくんだ。

ゲームをやめるとき

お城や家の中で、そしてダンジョンの途中でも、ゲームをいったんやめたい時は、ウインドウを出して「中断」をえらぼう。そしてリセットボタンを押さずにスイッチをきってね。家の中で中断した場合、次にはじめる時は、ネネの前からのスタートとなるよ。


[7] 何度でもチャレンジだ!

 何度か冒険をしてスイッチを切り、ふたたびはじめる時は、自分の冒険の書をえらぶところからスタートだ。また、冒険の書は、消したり、コピーしたりすることもできるよ。

2度目以降のチャレンジ

冒険の書がすでに入力されている場合には、右のようなウインドウが表示されるよ。前回の冒険の続きをしたい場合は、「ぼうけんをする」をえらぼう。
すると、冒険の書1〜3の状態が表示されるんだ。自分の冒険の書をえらべば、プレイがはじめられるよ。また、冒険の書には、トルネコがどこにいるかも表示されるよ。

冒険の書をうつす

現在記録してある冒険の書を、あいている冒険の書へコピーすることもできるよ。ただし、コピーしたデータでは、冒険の続きをプレイすることはできないから注意してね。リプレイを特に保存したい場合などに使うといいかも。なお、冒険の書が三つとも入力ずみの時は、このコマンドは表示されないよ。

冒険の書を消す

はじめからプレイしたいけど、あいている冒険の書がない場合などは、まずいらない冒険の書を消してしまおう。1〜3のなかから消したい冒険の書をえらんでAボタンを押せばOKだ。

冒険の書の名前をかえる

「むらのなまえをかえる」をえらぶと、冒険の書の名前をかえることができるよ。名前入力画面で、新しい名前を入力しなおそう。名前をかえても、それまでのデータはそのままうけつがれるんだ。

ハイスコアを見てみよう

「ハイスコア」をえらぶと、これまでの冒険の記録が、上位10プレイ分表示されるよ。記録は、村(プレイヤー)名、スコア(獲得ゴールド総数)、到達したフロア数、ゲームオーバーの状況などが表示されるんだ。十字ボタンを左に押すと、画面が左にスクロールしてデータの終わりまで見ることができるようになっているよ。

リプレイを見てみよう

「リプレイをみる」をえらんで冒険の書を指定すると、最後にプレイしたフロアでのトルネコの行動を再現して見ることができるよ。また、リプレイの再生中にどれかのボタンを押すと、リプレイは中止され、メニュー画面にもどるんだ。


FOR YOUR SUCCESS
冒険の成功のために

★トルネコのパワー★

 トルネコのHPがへった場合や、おなかがすいた時にどう行動するかが、ダンジョンの中では重要なポイントになってくるぞ。目的の宝物を見つけるためにも、よ〜く頭にたたきこんでおこう。

HPの回復はこうして

●歩いて歩いて回復だ

敵とのたたかいなどでへったHPは、歩くか、剣を振ることによって少しづつ回復するのは前にも言ったよね。HPは移動した距離によって回復するので、高速移動をくり返せば、すばやく回復させることができるんだ。薬草などはなるべく使わずにとっておくことがポイントだよ。

●休けいしてもOKだ。

また、動きまわりたくない時には、AボタンとBボタンを一緒に押すと、その場で足ぶみしながら休けいとなって、HPを回復させることができるよ。でも、その間もモンスターはどこかで動きまわっているはずだ。トルネコのいる所にモンスターが近づいてくると、HPの回復スピードがぐっと遅くなるので分かるぞ。そんな時は休けいをやめて回りに注意しよう。

おなかのへり具合も心配だ

●歩くとそれだけ腹がへる

トルネコは歩いたり、剣を振ったりすると、少しづつおなかがへっていくんだ。満腹度が0%になると、一歩あるくたびにHPが一つづつへっていくんだ。命をけずって歩くっていう感じだよ。剣をふったり、休けいしたりしても同じ。持ち物にパンや薬草が豊富にあればそれほど心配ないけど、そうでない場合は、同じ部屋を何度もいききしたり、うっかりして遠まわりをして無駄におなかをへらさないようにすることが大切だよ。

●空腹時には歩数をなるべく少なく

特に食料に心配がある時には、歩数をなるべく少なく移動することがポイントだ。Rボタンを使うなどして、斜め歩きを徹底し、目的の場所へ効率よく移動するように心がけよう。
部屋の入口から入口へ向かう時も、斜め歩きを活用して歩数を節約。

●空部屋に長居は無用

部屋の中のアイテムやモンスターの有無、先に続く通路があるかどうかは、部屋に一歩入ればマップで確認できる。行き止まりの空部屋などは入ってもムダだから、さっさと引き返すことだ。


★ターンについて★

 トルネコと敵モンスターが交代で動くことと、その1サイクルを「ターン」とよぶことは、王様の手引書を読んでわかってくれたと思う。ここでは、そのターンについてもう少しくわしく説明してみよう。

ターンはなるべく少なく

おなかを無駄にへらさないためにも、ターンはなるべく少ない方がいいんだ。もちろん、ダンジョン内を歩いてまわったり、敵をたおしたりはしなくちゃいけないんだけど、なるべく動きを節約して、無駄な動作はさけることが大切だよ。

●階段の上で動作をする時

たとえば、階段の上で敵とたたかわなければならないこともあるよね。そして、そのあとで階段をおりようとする時、一歩横へ進んでから、また階段の上へもどったりしていないかな? そんな時はXボタンを押してベースウインドウを出し、「階段」をえらぼう。1ターン省略して下におりることができるぞ。

●アイテムの上に立った時

持ち物がいっぱいだったり、高速移動の途中だったりした時に、アイテムの上にのることもあるよね。そんな時も、一歩横に進んだりせず、アイテムを拾える状態にして、ベースウインドウを出し「拾う」をえらぼう。

敵との間合いを考える

モンスターに近づいたり、逃げたりする時も、ターンを考え、相手との間合いをうまく保つことが大切なんだ。

●モンスターに近づく時

眠っている相手に近づく時なども、Aの地点へ進んだときに、敵は目をさますかもしれない。なのに真横に行こうとしてBまで進んでしまうと、敵の先制攻撃をうけてしまう可能性がある。Aに来た時点で斜め攻撃だ!

●モンスターから逃げる時

トルネコも敵も8方向に進んだり、攻撃できることは知っているよね。図のような場合、Aに移動すると逃げたことにはならず、相手の攻撃をうけてしまう。Bのように、相手と1マスあけるつもりで逃げることが大切だよ。

●モンスターに追われている時

HPが低い時などにモンスターと出会った場合、逃げてHPを回復するのもひとつの手。モンスターが後ろを追ってきても、こっちがミスさえしなければ攻撃してこないよ。でも、斜めに行けるところを行かなかったりすると、間合いを詰められたり、攻撃をうけたり。空腹時と同じく斜め歩きを徹底し、相手に余分なチャンスを与えないようにすることだ。

とにかくあわてず、よく考える

強い敵とハチ合わせしてしまった時などに、ついあわててしまって、何も考えずに殴りかかったり、逃げたりして、よけいひどい目にあってないかな。こちらが動かない限り相手も攻撃してこないから、まず、アイテム一覧を見るなどして、どうしたらいちばんいいかを落ち着いて考えることが大切だよ。


冒険のヒント

◆たくさんの敵があらわれたら……

モンスターがたくさんあらわれた場合など、部屋の中にいると、まわりをとりかこまれ、次々と攻撃されることがあるよ。そんな時はかこまれる前にすかさず通路へ逃げよう。部屋の入り口に立って一匹づつ確実に倒していくことが大切だ。

◆敵をおびき寄せてやっつける

ちょっと離れた所にモンスターがいて、歩いていってやっつける時があるよね。そんな時、相手のすぐ横まで歩いていかない方がいいよ。トルネコと相手は交互に動作をすることは分かっていると思うけど、それを利用して、相手をこっちに近づけさせて、こっちから先に攻撃した方がいいんだ。相手から1〜2歩くらいのところで止まって剣を振ろう。そこで攻撃! 先制攻撃のテクニックだ。部屋に入ろうとした時に、モンスターが見えた時もおなじ要領だよ。

◆飛び道具をうまく使え

近づいて攻撃するとやっかいなことになるモンスターもいるよ。「魔道士」なんかもそのひとつ。あっという間に眠らされたりたたかれたり。こういう敵には、少し離れたところからの攻撃を心がけよう。弓矢があればいちばんだけど、ない場合、余分に持っている武器や盾などを投げつけても効果があるよ。また、杖や巻物にも遠隔攻撃ができるものがあるから、それも上手に利用しよう。また、眠っているモンスターとは、無理にたたかわずに無視するのも一つの作戦だ。

◆わなの発見法

突然おそいかかってくるわなの恐怖。まったく見えないから驚くよね。このわなは、剣を振ることで見つけることができるよ。アイテムがたくさん落ちているモンスターハウスなどには、わなも多いから、進む方向に剣を振って、わながないのを確かめながら進んだ方がいいかも。特に落とし穴で下に落ちたら、せっかくのアイテムをとりそびれちゃうからね。

◆武器や盾を拾ったら

たとえすでに武器や盾を身につけていても、新しく拾った物の方が性能がいいかも知れないよ。性能は、いったん身につけてみないとわからないから、一度、身につけかえてみて、性能を見比べてみよう。前のよりも性能が低ければ、またとりかえよう。ただし、呪われていて、はずせなくなることもあるから用心してね。

◆薬の使い方が大切だ

ダンジョンを進むにしたがって次々と手に入る薬。敵モンスターとたたかう時、これをうまく使うことが、大きなポイントだよ。剣による攻撃では勝てそうもない手ごわい相手には火炎草を飲んで炎攻撃。敵にかこまれて逃げられなくなったり、HPが0に近くなった時にはルーラ草でワープ!などなど。
まどわし草や目つぶし草など、敵に投げつけてのませて使う薬もあるからね。それぞれの薬を上手に使いこなすことが、とても大切なんだ。

◆壁の角ごしでの攻撃

部屋の入り口や通路の曲がり角など、壁が角になっている所では、剣の斜め攻撃は効かないよ。こんな時は、いくら剣をバシバシと振っても効果ゼロ。でも、矢はうつことができるほか、杖の効果もOK。アイテムを投げつけることもできるんだ。敵モンスターも同じ条件だから、頭に入れておこう。

◆リプレイの活用法

リプレイは、前回の悲惨な最後(?)を再現できて面白いよね。でも次にプレイするとそのリプレイも自然と消されてしまう。特定のリプレイを残しておきたい場合は、その冒険の書をほかの冒険の書にコピーしよう。そうすればリプレイを保存することができるよ。でも、コピーした先の冒険の書では、その先をプレイすることはできないので気をつけてね。また、ゲーム途中で「ここのフロアのプレイは残したい!」って思うこともあるはず。そんな時はいったん中断して、コマンド操作で冒険の書をほかへコピーしよう。そうすればそのフロアのプレイをあとからリプレイして見ることができるよ。


ITEM
アイテム

おもなアイテムやモンスター

 ここでは、「ちょっと不思議なダンジョン」に出てくるアイテムやモンスターについてならべてみた。「不思議のダンジョン」にはこれ以外にもたくさんの種類のアイテムやモンスターが登場するぞ。

武器

いちはやく手に入れたいアイテム。手に入れたら、かならず「装備」しよう。持っているだけでは身につけたことにはならないからくれぐれも気をつけよう。

こん棒
いちばん初歩的な武器。攻撃力はあまり強くないよ。

銅の剣
本格的な武器だ。バイキルトの巻物で攻撃力を強めたりして使いたい剣。

鉄の斧
銅の剣より少し攻撃力があるけれど、それほど違わないので、どちらかを使えばいいだろう。

トルネコの身を守るアイテム。モンスターからのダメージを少なくするため、必ず身につけていたいアイテムだ。

青銅の盾
ごく一般的な盾だ。敵の攻撃などでさびることがあるよ。巻物で金メッキをすることができるんだ。

うろこの盾
板にうろこを張りつけた盾。毒をはねかえすことができるぞ。

鋼鉄の盾
がんじょうにできていて、かなり性能のいい盾だ。青銅の盾の倍の防御力があるぞ。

はなれたところからモンスターを攻撃するのにぜひほしいアイテムだ。本数は、アイテム一覧ウインドウで確認することができる。やはり、つねに「装備」しておくようにしよう。

木の矢
木でできているので、性能はあまり良くないけど、本数は一番多く落ちているよ。

鉄の矢
標準的な性能の矢だ。5〜15本かたまって落ちているぞ。

銀の矢
攻撃力は鉄の矢とかわらないけど、モンスターの体や壁をつきぬけてすすむんだ。

薬にはさまざまな種類があり、その効果もいろいろ。飲むと、トルネコの体に何らかの異変が起こるんだ。敵モンスターに投げつけて飲ませて使う薬もあるから気をつけてね。

薬草
HPをある程度回復するよ。目が見えなくなっている時には、見えるようになるんだ。

弟切草
HPをいっぱいに回復するぞ。目つぶしのほか、メダパニやまどわしの状態も正常にもどしてくれるんだ。

毒消し草
「ちから」が落ちている時に飲もう。「ちから」の数値を「ちからの限界」までもどしてくれるよ。

ちからの種
「ちから」の数値を1上げる薬だ。最高値の時は「ちからの限界」を一つあげる効果があるぞ。

まどわし草
敵モンスターになげつけると、おびえさせることができるぞ。

ルーラ草
飲むと、そのフロアの別の場所にテレポートできる薬だ。強い敵にかこまれた時などに便利だよ。

火炎草
トルネコが向いている方に、炎を吐けるよ。モンスターにダメージを与えるほか、アイテムも燃えてしまうから注意。

食料

腹が減っては戦ができないのはトルネコもおなじこと。腹ペコでたおれることがないよう、パンは忘れずに拾い、いつも1〜2個のパンは持つようにして冒険にでかけよう。

パン
ふつうサイズのパン。食べると、おなかが半分くらいふくれるよ。

大きいパン
大きいので、食べるとおなかがいっぱいになるよ。冒険に出かけた時に、ネネが一つ持たせてくれるんだ。

くさったパン
大きいけれども、ちょっといたんでいるパンだ。おなかがいっぱいになるけど、HPや「ちから」が少し下がってしまうので御用心。

巻物

読むと、トルネコのまわりでいろいろな現象がおこるよ。一回読むとなくなり、その効果はずっと続くものと、そのフロアのみのものとがあるんだ。じょうずに使って冒険を楽にしよう。

バイキルトの巻物
装備している武器をパワーアップさせる巻物。読むと強さが1ポイント上がるよ。

スカラの巻物
装備している盾の強さを1ポイント上げる巻物。盾が呪われていた場合、その呪いを解くはたらきもあるよ。

レミーラの巻物
そのフロアの全体が分かる巻物。全体マップでフロア全部が表示されるほか、メイン画面に限り、わなも見えるようになるよ。

インパスの巻物
正体の分からないアイテムをしらべるための巻物だ。杖などを拾ったら、これを読めば正体を確かめることができるぞ。

千里眼の巻物
そのフロアにあるすべてのアイテムの位置が分かるよ。マップ上で水色の点が表示されるんだ。

地獄耳の巻物
そのフロアにいるすべてのモンスターの位置が、マップ上で赤い点となって表示されるよ。

イオの巻物
爆発を起こし、トルネコのいる部屋のなかのすべてのモンスターにダメージを与える巻物だ。通路で読んだ場合は、となりにいるモンスターにダメージを与えるぞ。

振ると、魔法の効果が、トルネコの向いた方向に直線的に飛んでいくよ。振れる回数は杖ごとにまちまちで、〔0〕になると、振っても効果はないんだ。

いかずちの杖
モンスターにダメージを与える衝撃波をだすよ。衝撃波は、矢よりも攻撃力が強く、はずれることはないから安心だ。

メダパニの杖
相手をフラフラにさせてしまうぞ。ただしメダパニの効果は一定の間だけなので気をつけよう。

バシルーラの杖
モンスターを、おなじフロア上の別な場所へテレポートさせることができるぞ。トルネコのHPが少ない時などに使うと便利だ。

変化の杖
ほかのモンスターに変身させられる杖だ。強い敵に出会ったら弱い敵に変身させてしまおう。ただし、弱い敵ばかりになるとは限らないから用心してね。

そのほかのアイテム

「ちょっと不思議なダンジョン」では登場しないけど、「不思議のダンジョン」ではいくつもの指輪が出てくるよ。また、それ以外にもたくさんのアイテムが登場する。どんなアイテムがあって、どんな効果をもたらしてくれるのかは、キミ自身で確かめてみよう。


敵モンスター

モンスターも、さまざまな種類のものが出てくるぞ。その行動パターンや強さもいろいろ。実際にたたかってみて、どうすればうまくたおせるかをおぼえていくことだ。

スライム
ドラクエシリーズでもおなじみの、憎めない風体の軟体生物。さほど手ごわくはないぞ。

おおなめくじ
ぬめぬめした体でダンジョン内をはいまわる、なめくじの化物。体をのばしてとびかかってくるぞ。

魔道士
ラリホーをとなえて、こちらが眠ったところをたたくいやな奴。こちらから攻撃するまでは、ずっと眠っているんだ。

ももんじゃ
全身毛むくじゃらのモンスター。しっぽを振りながら飛びかかってくるんだ。

お化けキノコ
巨大なキノコの怪物。時々はく毒をうけると、トルネコの「ちから」が下がってしまうので用心しよう。

ミイラ男
全身に包帯を巻きつけたモンスター。包帯が触手のようにのびて、トルネコに襲いかかってくるぞ。

ベビーサタン
ふだんは眠っているんだけど、トルネコが攻撃すると目をさまして、アイテムを盗んで逃げてしまうんだ。

鬼面道士
手足の短いモンスターで、杖でなぐってくるほか、バシルーラをとなえて、トルネコを離れた部屋へワープさせてしまうんだ。

キメラ
大きなくちばしをもつ狂暴な鳥モンスター。一度つつかれると大きな傷をうけるぞ。


キミもトルネコの夢を実現させよう!

<先着3000名に「認定証」を発行!>

「不思議のダンジョン」の冒険に成功し、世界一の武器商人になるという夢を、キミの村のトルネコは果たすことができそうかな?
 冒険に成功した人には、「世界一の武器商人認定証」を発行するよ。がんばってチャレンジしよう。

冒険に成功すると、その村の冒険の書には、ちょっとした変化があらわれるんだ。その画面を写真に撮って、チュンソフトまで送ろう。先着3000名に「認定証」を発行するよ。「認定証」は通し番号つきで、キミが何番目の冒険成功者かもわかるんだ。そして、このダンジョンに関する耳よりな情報も……。さぁ、冒険成功一番乗りを目ざしてファイトだ!


トルネコの大冒険
オリジナルCDアルバム発売!

スーパーファミコンとオーケストラの協演
組曲「トルネコの大冒険」
〜音楽の化学〜
作曲 すぎやまこういち
すぎやまこういち指揮 室内管弦楽団
オーケストラ・バージョンと,ゲームオリジナル・バージョンを収録。
ゲーム音と生演奏を聴きくらべられるよ!

品番/SRCL2731

1993年10月21日発売 定価2,800円(税込)
発売元/ソニー・レコード


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