○砂漠の城 リフゲイ「誰かと思えば、あの時の小僧ではないか。 「お前が、われら魔族のジャマをする、予言の勇者のかわりになるとは、思いもしなかった。 「バイケタル様が、予言の勇者を殺したというので、余裕を持ちすぎていたようだ。 「お前を、早くに、始末しておけば良かったな。 「いや、今からでも遅くない!覚悟しろ、ゆうしゃ!! バイケタル「まて。 リフゲイ「!!魔王バイケタル様?! バイケタル「お前は、下がっておれ。 リフゲイ「しかし、このような者、バイケタル様のお力でなくとも、この私の・ バイケタル「このような者に、何度も敗れたのは誰だ!! リフゲイ「・・はっ・ バイケタル「そろそろ、あいつが腹減らすころだろう。行ってやれっ!! リフゲイ「はっ!! バイケタル「フハハハハハハハ! 「思い出すな。その装備その姿。あの時の小僧の方に似ておるわ。 「予言の勇者は、確かに殺した。あとかたもなくな。 「予言では、予言の勇者に、やられるようなことが、書かれているそうだな。 「あいにくだったな。お前は、予言の者じゃない。フハハハハハハハハハハハハ! 「お前が、何者か知らんが、人間で、抵抗しているのはお前らだけだ。 「久し振りに、人間の相手をしてやろう!! 「なぜだ!!なぜお前のような者に!! 「!!!!!!!!! 「覚えておれ!!お前ら以外の人間から、そうじしてくれるわっ!! 「フハハハハハハハ! ○礼拝堂 「おお、ゆうしゃじゃないか。一度、バイケタルに会ったのじゃな。 「その時、心を読まれ、ここを知られてしまった様じゃ。 「見よ、あのナー様の像は、ただの像ではなかったようじゃ。 「バイケタルは、あのナーの像に眠っていた、あしき残留思念を、力とし体に取り込んだようじゃ。 「これで、ますます力を、付けてしまったじゃろう。 「バイケタルがどこ行ったかも、どうすればいいかも、わからのうなってしまった。 紺竜の角が、輝き出した!! 「モウニュさま・・。 竜「モウニュ様。お久し振りです。 「しかしなぜ、あなたが、生まれ変わられたのですか? 「私を、こうしてよみがえらせるのは、この時期一番の力を、放てる女の者では・・・。 「あ、これは失礼しました。ゆうしゃさま。 「記憶がなくて、当たり前でございました。 「とにかく、私をよみがえらせた者、勇者を導くのが、私があなたに受けた最後の指令。 「そこに、勇者様の目指す星はいます。行きます。 「変わってしまいました。この大地も・・・・・・・。 「モウニュ様が、生まれ変わられた理由が、少しわかる気がします。 「ゆうしゃ様。このモウニュ様の城の地下で、何かが行われています。 「そろそろ、ゆうしゃ様に、話せるのも終わりです。 「あなたがモウニュ様の、生まれ変われた方だから、言葉が届きました。 「この地を、あのような事の起きない様・・ナー・・様・・との、おやくそく・・・・・・・ 「・・・・・・・・・・・・ ○無の城 「旅の者か。中に入らない方がいいよ。 「地震かなんかで、一部壁がこわれ、危険だから。 「おれも、そろそろ、帰らないと危ないなぁ。 モマヤルツ「おお、ゆうしゃじゃないきゃ?! 「武術大会で会った、ゆうしゃだりょ?! 「俺が戦った奴が、化け物だったなんてにゃ。 「よきゅ、殺させれなきゃったよ。 「ゆうしゃも、あきらめて魔物になろうや。 「扱き使われるかも、知れないが、死にゃにゃいだけいいよ。 リフゲイ「小僧。お前がここまで来るとは、思ってもみなかった。 「私の後ろにいるのが、モックだ。 「こいつが、人間丸ごと食い、魂だけを消化し魔物を産んでくれると言う、可愛い奴だ。 「ここに来るまでに、バアラック、ブラックマージ等、人型の魔物に出会っただろ。 「その中の何匹かは、このモックが産みだしたものだ。この意味わかるな? 「ここにいる者も、じき魔物にしてやる。 「われら魔族の中には、人間と暮らしたいなどと、いう者がいるそうではないか。 「みんな魔族になり、バイケタル様のもとで、暮らせるではないか。ん、ちがうか。 「これで、わかっただろ。バイケタル様のお考えが。滅びないだけでも良いと思え。 「それでも、バイケタル様を、倒そうと考えるか? 「魔王バイケタル様は、この奥にいらっしゃる。 「しかし、まだわからん様だな。 「お前ら人間が、いくら束になっても、バイケタル様には勝てん。 「それと、本気を出した、この私にはな。 「はぁーい。モックちゃん。おもちゃよっ。食べたら食中毒おこすからね。 「いくぞ、ゆうしゃ。言っておくが、いつぞやの様に、逃がしてはやらんぞ。 「あの魔物を倒すだけじゃだめ。 「今のあの魔王は、それぐらい簡単に、生き返らせてしまうわ。 「もう、あきらめるしかないわよっ。 バイケタル「よくぞここまで来た。また、人間どもに、モックを倒された様だな。 「数百年前、小僧、小娘と戦った時は、若かった。 「だが、今のこの私にとって、モックを生き返らせることは、何でもない。 「私が眠っている間に、あやつらは死んだ。人間の命とははかないものだ。 「だかせっかく、ここまで来てくれたんだ。 「たっぷりと、もてなしをしてやろう。 「ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! 「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「楽しむがいい。 「何故に、人間は、そう生きようとするのだ。 「何故に、人間は、少ない命を削るのだ。ひと思いに死んだ方が、楽ではないか。 「何故に、人間は、その小さな体で、大きな土地を求めるのだ。 「何故に、人間は、少ない命をわずかにのばすため、他のものの命をうばうのだ。 「人間がいると、この大地は死んでいく。 「人間は一人も、この大地にはいらん。この大地は私の物だ。 「きさまらは、ここで、さいごだ!! バイケタルをやっつけた! バイケタル「こ、このナーをも、取り込んだ体で、な、なぜ人間などに敗れるのだ! 「ぬ、こ、こんなものなのか、ナーの力は・・・。 「!!・・・・・くっ・!? 「ナーの、残留思念の一部が、私の力を押さえている!? 「ナーめ。なぜだ。私を作りだした、あの怨念はどうしたのだ。 「人間を、許すというのか、私を消すというのか! 「ふふふふふふ。ど、どうやら、私の完全に負けのようだ。 「しかし、後悔するがいい。人間はこの地も、死の大地とするであろう。 「ふははははははははははははははははははははは! 「ナーよ、ナーの怨念の力よ!! 「この地下にいる者の、肉体、精神を食いつくすのだ。 「ゆうしゃ!!きさまらも、みちづれだ!! ミシーナ「バイケタル様!! バイケタル「ミシーナ!!きさまっ!!いままでっ!!えぇぇい、どけっ!! ミシーナ「ゆうしゃ!! 「あたしの力で、何とか押さえてるわ。 「早く地上へ、早く!! バイケタル「ミシーナ!お前ごときの力で、何が出来るか!! ミシーナ「ゆうしゃ、早く!!みんなで、地上へ。 「ゆうしゃ、ありがとう。人間として人間の中で過ごした、あの日。忘れないから。 「あたしの事はいいから、早く。じゃあねっ、ゆうしゃ。 バイケタル「ゆうしゃ!!そこを動くでな・い。 「ここから、出ることは、不可能だ! 「魔物と人間が、一つの種族じゃったとは。 「そういや、人間も呪文が使える者がおおい。魔族の血が混ざっているんだ。 「今の人間の中にも、魔族がまぎれていたなんて、知らなかった。 「これからも、魔族と一緒に、争いなく暮らせるな。生き残る人たちは。 「やさしく、おとなしくなった、スライム。会ってみたかったな。 「もう武器は要らないはずだね。地上の者は、それに気付いているかな。 「これからは、魔族とだけでなく、人間同士の、争いもなくさないとね。 「ここから出れればの話だけど。 「もう、争いはいやだ。 「おお、あなたは神ですか?! 「予言の者は、すでに死んだと聞いていたが。 「予言の者じゃない?!するとあなたは自分の力で・・。 「今考えたら、みんなで、魔王と戦えば良かったわね。 「みんな、予言の勇者をあてにし、何もしようとしなかった。 「ありがとうございます。 「でも、せっかく地上に、平和が来たというのに、あなたも私も、ここでおしまいなのね。 「私たちはともかく世界中の、者を救ったあなたたちまで、死んでしまうなんて・・・。 「ぼくらはここで死んでも、みんなが無事なら・・・。 「ここから出られたら、もっと良かったけどね。 「昔の人間のあやまちが、我々の命でつぐなえるのなら。 「でも、助かりたいっ。 「た、助けてくれっ! 「もう、死んじゃうの?ここで? モマヤルツ「ゆうしゃ、すごいぞ、やったじゃにゃいか。 「でも、こっきゃら出れないのきゃ?! 「どうやって、ここから出るのよっ。 「きゃーきゃー。 「きゃー!!ここで死ぬの、ねえ、ここで。 「わしは、若い時、魔物をたくさん殺した。死んで当たり前じゃ。 王「おお、ゆうしゃではないか。わしじゃ、武術大会を開いた、ゴドワンの王じゃ。 「さすがは、優勝者じゃ!見事、見事じゃ。 「わしらは、もう助からんじゃろうが、必ずや、皆が感謝するじゃろう。 「勇者ゆうしゃ。ありがとう。 なんと、ゼルクの緑玉がおりてきた なんと、ゼルクの緑玉が光だした!! ゼルクの緑玉の方から、声が聞こえる! ゼルク「・・・ゆうしゃ。よくやってくれました。 「魔族の中の、あしきものは消えました。 「あなたは、ここから生きて出て、やることがあるはずです。 「魔族と人間の、共存できる大地。 「もちろん、あなた一人で出来るはずは、ありません。 「しかし、努力は出来ます。一人一人が努力を、すればいいのです。 「この地を、大切にして下さい。ゆうしゃ。 「ありがとう。ゆうしゃ。ありがとう。 「勇者ゆうしゃ様、我々も自分たちの、街や城に帰ります。 「本当に、ありがとうございました。 「ありがとうございました。 ○リスト 「勇者ゆうしゃ!!ばんざーい! 「ありがとうございました。 「勇者じゃから、できたんじゃろうか。ありがたやありがたや。 「盗賊は解散。魔物は人をおそわなくなった。 「魔物は、友達さっ。 「まあまあまあまあ、あの時の子が、勇者様だったなんてねぇ。 ○レーアオスト 「さすが、勇者とよばれるだけの事はある。 「おお神よ、この者、勇者様を、与えてくださり、ありがとうございます。 「クルーンクルーン。 「いよいよ、ヨーリア様が、女王になられます。 「その準備を、始めないと。せっせ、せっせ。 「ゆうしゃどの、さすがでございますな。 ヨーリア「マンセム様、おめでとうございます。 「ゆうしゃ様、ありがとうございます。 王「ゆうしゃよ。ようやってくれた。これで、この世は安泰じゃ。 「マンセム、ゆうしゃを、助けようやってくれた。わしが見込んだことはある! 「ありがとう。 ○サリマビルグ 「あなたこそ誠の勇者です。 「ありがたいことじゃ、ありがたいことじゃ。 「クーンクーン。 「いつかの旅の人!?あなたが勇者様だたの。 「クエックエックエックエッ! 「キメラの翼も、要らなくなれかも知れませんね。 「空の飛べる魔族の者も、いるからね。 「第一、キメラの羽をむしるなんて。 「わーい勇者様だ!! 「やるわねぇ、あなた。世界中の英雄よ。 ○オリマビルグ 「ありがとうございます。勇者様っ。 「この命、勇者様にもらったも同然じゃ。 「キメラは家畜、ではなく一緒に暮らすのか。 「こりゃ、別の生活方法を見付けねばの。いくらでもあるはずじゃて。 ○オルフスール 「勇者様!!あなたの持ち物、だいじに、保管させていただいてますよっ。 「何かご用事は、ありますか? 「こう商売出来るのも、あなたのお陰ですよ。 「まあ、ゆうしゃさん。皆さん、マダルカル城の方へ、行かれましたよ。 オル「ゆうしゃどの。さすがは、勇者じゃのう。 王「ありがとう、ゆうしゃ。お前の顔を見た時、何か感じたのじゃ。 「アラキじいも、一目見て、何か、感じ取ったようじゃったからの。 「ボケ予防と言ってやっていた、モウニュの予言の解読も、役にたった様じゃな。 「わしはお前に会えて嬉しい。 ○シン 「勇者様。ありがとうございました。 ○トトン 「まだ、わかってない人も、いるようです。 「そのうち気付くでしょう。この変わり様に。 「ゆうしゃさん。ありがとうございます。 「トーイ、モーニも、本物の武道家になれます。 ○ゴドワン 「これは、ゆうしゃ様。さあ、お入り下さい。王様が会いたがっておりました。 「王は、元気に玉座にいらっしゃいます。これも、勇者様のお陰です。 「さすがは勇者ゆうしゃ。お見事です。 王「おお、ゆうしゃではないか。よく来てくれた。 「武術大会を開催していたのが、はるか昔のようじゃのう。 「さすがは、優勝者じゃ!見事、見事じゃ。 「この城も、だいぶ人も減ってしまった。 「しかし、もう攻めてくる者は、いないじゃろう。 「ありがとう。勇者ゆうしゃ。 ○コビアキムル 「言った通り、勇者様が何とかして下さった。 「おお、そこの人。どう思いますか? 「勇者様は、運命だから、仕方なく戦ったのか、それとも自分の意志で。 「ぼくは、自分の意志でだと思いますが。 「この男の意見にさんせいだ。 「なに言っているのかね、この男たちは。 「勇者様は、予言どおりやっただけよ。 アルン「ありがとう、勇者ゆうしゃ様。 王「よくやってくれた、それでこそ勇者と呼べる。 「ファッファッファッファ! 女王「王は、あれで、精一杯の感謝のつもりなのです。 「本当によくやってくれたわ。それに、レヌイスも。 「でも、この大地を、大切にしないと、また第二の魔王がね。 「レヌイス姫。これからは、この国の、女王としての教育ですぞ!! レヌイス「ゲッ! ○マログリフル 「見事、さすが。誠の戦士だ。 「これからは、魔物ともなかよく暮らせるな。 ○海賊の家 「さすが、かしらのみこんだ方だ。 「われらの村だけでなく、この大地全部をとは。 「もしかして、私も、勇者様の協力者って事に、なるのかな。 ○倭の国 「何と勇者様は、ガイジンだったのか。 「勇者様は、ガイジンじゃったのか。 「わーい、勇者様だ!! 「ありがとうございます。この島は平和でしたが、もっと平和になるでしょう。 ○カール ホンニン「これは、ゆうしゃさん。お礼なんて、とんでもない。 「あなたの、してくれたことに比べれば、本の一冊や二冊。 「ありがとう、ございました。 ○ローシ 「勇者様!!よくここまで来て下さいました。 「さあ、お通り下さい。 「この城は、俺の目から見ても立派だ。 「しかし、この城を作るために、働かされた人がいると思うと。 「プルプル。堂々と外にいられる。魔王にみつからない。 「この城は、魔族と人間、最初の共存地にします。 「争いは、もう必要ないはずだから。 「中には、一緒に住む事を、拒む者もいるでしょう。 「そういう者は、別々に住めばいいのです。争う必要はないはずです。 ○ムームムリ 「ゆうしゃどのじゃな。ようやって下さいました。 「わしの保証した通り、クイトどのは、元気になり、自分の城に帰りなされたじゃ。 ○シカム 「客人、立派、すごい、勇者!! 「ありがと。本当、ありがと。 「すてき、勇者!! ○カロシス 「プルプル。これからは、堂々と人間たちと暮らせます。ありがとう勇者ゆうしゃ様。 「カロシス様も、ご安心されているじゃろう。 ○スライム ムルイ「バイケタルを、倒しちゃったなんてすごいな。 「あの二人は、後一歩の所までは、追い込んだんだけどね。 「この国も、もう必要ないかな。 ○モコロ 「勇者ゆうしゃ。やったやったじゃないか! 「おめでとう、おつかれっ! 「さすが、クイトの子じゃわい。 「しかし、もう、クイトを、越えてしまうとはのう。 「ついこの間、この村を旅立ったと、思っていたが・・・。 「おかえり、ゆうしゃ。もう君は立派な勇者だ。 「まさか、勇者がこの村から出るなんて、思ってもみなかったよ。 「多少の犠牲はあったが、誰のせいでもない。 「ゆうしゃ。よくやってくれたよ。私の息子も、ゆうしゃぐらい強かったらな。 「ゆうしゃ、選ばれし者とはいえ、よくがんばってくれました。 「この世は、ゆうしゃのお陰で安泰だ!! 「フアッスや。おかえり。ゆうしゃも、お疲れ様じゃ。 「ああ、ぼっちゃん。ぶ、無事だったのですね。 「もう、ぼっちゃんと、呼ぶのも変ですね。 「ゆうしゃ様。お父様や王様が、マダルカル城でお待ちですよ。 ○マダルカル 「勇者ゆうしゃ様。王様がお待ちです。 王「ゆうしゃよ。よくやってくれた。 「さあ、ゆうしゃに、この玉座を譲ろうかの。・・・む? 「やはりの、その前にやる事があるんじゃな。 「この大地の事、魔族の事、まだわかっていない者が、多くいる。 「行くがいい、ゆうしゃ。そして、この大地に、完全な平和を。 「いつしか、《人間》《魔族》と言う言葉が、消えるまで。 「それまで、玉座はわしが守っておる。がんばってのぉ。 クイト「ゆうしゃ。ありがとう。 「正直、予言の娘が死んだとき、人間はもう終わりだと思った。 「しかし、赤ん坊のゆうしゃの顔を、見て考えが変わった。 「なにか出来るうちは、あきらめてはいけないと。 「ゆうしゃ。お前は、あの時も、今も、身を持って私に、みんなにそれを、教えてくれた様な気がする。 「私の息子ゆうしゃは、立派な、勇者だ!な!ゆうしゃ。 フアッス「ゆうしゃ。小さい頃から、十数年、一緒だったけど。 「こんなに強く変わると、思わなかった。 「私も、もう少し強くないと、ゆうしゃと、旅しても、あしでまといにしか、ならないもんね。 「クイトおじ様に、教えてもらえないかしら。 マンセム「ゆうしゃ。私は、一度、玉座につく。 「乱れてしまった国を、建て直さなければ。 「だが、わたしは、じっとしているのがきらいだ。 「いつか、再び、共に旅をする時があるだろう。 アラキ「予言どうりにやれるとは。すごいすごいぞ、ゆうしゃ!! 「んーー。こんなに嬉しいのは、ワシは初めてじゃよ。 「長生きはするもんじゃ! レヌイス「もっと早くに、勇者ちゃんに会えてたら、あ、会っていたのか。 「あん時、君の言うことを信じていたら、もっと協力できたのに、ざんねん。 「でも、なんかほっとしたけど、なんか残念。 「冒険は終わり、私は、じいの勉強地獄が待っている。 「暇があったら、コビアキムル城によってよ。待ってるから。 トーヤー「せっしゃ、昔のように、また世界中を、旅して歩くつもりでござる。 「微力であるが、ゆうしゃどのの、役に立ちたいのだ。 「みんなが願い、努力すれば、必ず、悪は滅びる。 「必ず、平和は続く。せっしゃは信じております。 アウカク「いやー。すごいでんなー。 「なんかわては、場違いのような気がしまんなぁ。 「人望の厚さでんなぁ。わて、ゆうしゃさんに、会えてほんに良かったですわ。 「おおきに。 ヤン「私は、大魔法使い、パ・リュウミン。人呼んで、ヤン。 「なんて大きい事ばっかり、言っていたけど、ゆうしゃについて旅していて、 「ほんと、一まわりも二まわりも、自分が大きくなった気がする。 「でも、私はきっと、魔族の血も流れてるわね。 「なんてったって、大魔法使いですもん。 トーイ「サンキュ。ゆうしゃ。強くなるには力だけじゃない。 「俺は、世界一の武道家になる方法が、わかったような気がするぜ。 「そうしたら、ゆうしゃ。一度、手合わせしてくれよ。 モーニ「パパもすっかり、元気になったよ。 「あたし、トーイ兄ちゃんと同じに、立派な武道家になりたいのは、かわらないけど。 「ゆうしゃみたいな人間に、なりたいな。 「自分のため、だけじゃなくて、人の為になにか出来るっていう。 シャウク「ありがとう、ゆうしゃ。オリマビルグの町の、近くに来たらよっていってね。 「キメラ達もお礼、言いたがってるから。 タルス「ゼルク様の言われた通り、魔王が倒せちゃった。 「でも、言い当てたゼルク様より、やったゆうしゃ様の方がすごいと、タルスは思います。 「勇者様ぁ。タルスはお役に立てましたぁ。 ジハト「お、おらは、あまりゆうしゃの役に立って、いなかったかもしんないけど、精一杯やって、そいで、 「そいで、そのゆうしゃが、平和な世界をもたらしたのは、あんまり関係ないけど、おらはとってもうれしいだや!! 「それに、金がまた掘れると思うと。掘るのが好きなんよ。 アン「あちしから見れば、今まで魔物と人間が一緒に暮らしていなかったのが、不思議。 「あちしは生まれて、ずっと周り、スライムばっかりだったもん。 「初めて見たのが、勇者屋さんだもん。 ベホマン「わたしはこの地も、慣れてしまいましたよ。 「生物は、その環境に、合わせ進化していくもの。 「人間と魔族、どのように進化していくか、楽しみですね。 ハースラ「我は、海に戻る。海を行く。海の秩序は我らにまかせておけ。 「ゆうしゃ。またな! ・・・・・この後、ゆうしゃが、何をし、どのように旅したか、すべてを語れる者はいない。 しかし、この大地に生きた者は、ゆうしゃの名をいつまでも忘れることなく、語りついでいったという。 人間、魔族という言葉が、消えてなくなった後も・・・。 ○ミウッチ 「プルプル。ここは、ミウッチの村。 「残念ながら、シナリオとは、かけはなれた世界です。 しゅう「ここに人がいるって、何でわかったのでしょう。 「何でそんなこと、考えるのでしょう。 「なぜ、そう思うのでしょう?! 「なぜ、怒るのでしょう?! 「いつ、どのように、覚えたのでしょう?! 「人工知能は、おくが深い・・・。 小松「だから、戦闘中の背景、やめようって言ったんです。 「あ、失礼しました。田圃所長さんと間違えました。 「こんばんわ。グラフィック関係の小松です。 「見ての通り、前回よりパターンが、モンスターも味方も増え、たいへんでした。 「それに、使っている、PC98用のマウスが、重くて重くて。 「・・・言い訳です。 HK2「音関係、いかがでしたでしょうか? 「なんて、言える物には、なりませんでしたね。はははは。 「とにかく、西川善司様のお陰で、超楽になりましたよ。 「作っていた、OPMDRVO(仮)なんて、つかいものになりませんよ。 「よかったよかった! 「それでも時間が無く、ラーメンの世話になりっぱなし。うん健康!! ひで「俺が、プログラムほとんどやった、ひでだ。 「例によって例の如く、前回と同じ。協力者、ゼロ。 「業界から孤立した、一匹プログラマーさ。 「困ったもんだぜ実際。 PRO「カタカタ。 田圃「えー、企画などやってる、田圃です。 「私が動かないと、みんな進まないんで、プレッシャーが、かかりっぱなしでした。 「前回は、1年、このソフトは、1年半、かかってしまいました。 「いやー、2メガで動いて良かったですよ。 「企画、制作、シナリオ、原画の田圃。 「プログラムのひで。 「音楽関係のHK2。 「グラフィックエディターの、小松。 「自称疑似AIプログラマーの、しゅう。 「なにか似ているような・・。