紅白 のレビュー

01.MAGIC BATTLE!

たぶん必勝法っぽいのを見つけたが、この戦法が完成品でも通用するとしたら、間違いなくクソゲーになると思う。

感想板の意見を参考に、製作頑張ってください。


02.もしも黒い雨が―――。

かなり自由度の高いRPG。

仲間の一人を殺すかどうかは結構悩まされた。
こういう重い選択肢が用意されてる作品は、否が応でも印象に残りますね。

条件次第ではラストバトルもスルー可能で、思い切った設計だなーと感心。
少なくとも自分には真似できない。


03.もしもンクエストモンスターズ 〜リナックスのワンダーランド〜

ドラゴンクエストモンスターズのパロゲー。

期待を裏切らないクオリティでした。
基本的に全体攻撃を連発していればおkという易しさですが、テンポは良いし、モンスターの種類は豊富だし、配合とレベル上げは楽しいしで、毎回ダンジョンに潜るたびにテンションが上がって仕方ない。超オススメ。


04.もしも色々な仮想世界の魔法が使えたら・終章

おじさん流石に四時間半は長すぎると思うの。

ていうかねー、「2011夏の陣レビュー」の人も言ってたけど、『色々な仮想世界の魔法が使える』というおいしい設定を用いておきながら、単なるノベルゲーにしちゃうというのは、あまりにも勿体なさすぎるのではなかろうか。

そもそもこれ、「RPGツクール」だし。
単に顔グラを表示して、音楽を流して、文章を読ませるってだけなら、別にツクールである必要はそこまで無いわけで。

四時間ひたすら、さして変わり映えのない画面を眺めつつ決定キーを押すだけの作業を強いるというのは、よほど物語が面白くない限り、罰ゲームに等しいですね。


05.ニルダ戦記

レベルを上げて物理で殴る鬼ごっこゲー。

殴っては逃げ、殴っては逃げの繰り返しで、ぶっちゃけワンパターンなんだけど、決定キー押しっぱで敵を斬りまくること自体が楽しいので、個人的には問題なし。

女の人がハープを弾く演出が印象的。あの曲いいね。


06.シャドウバスターズ

前作のデータを引き継げることはゲームの最初に言っておいたほうがいいんじゃないかなーと思った。readme読まない人って結構いるだろうし。俺です。

自分は隠し要素とかあまり気にしないプレイヤーなのですが、本作にはあちらこちらにExtraダンジョンが用意されていて、ストーリー上で手強いボスに出会って詰まってしまっても、「修行がてら未知のダンジョン探索するかー」という気を起こさせてくれました。
そういうダンジョンに出てくる敵がまたいちいち強くて、しかし相応の報酬はキッチリくれるので大変やりがいがある。

ただ、特に悪いことをした覚えがないのに、バッドエンドになった点のみ不可解。


07.ナスペディア 血の刻印 〜永遠のKUROE〜

最終話とクソモードとイラストだけ見て満足。


08.もしもほぼみんな敵だったら2

ボリュームたっぷりのデフォ戦RPG。
いい感じにぬるくてサクサク進む。ちょくちょく出てくるミニゲームやクイズはどれも完成度が高く楽しい。普通にオススメ。


09.ダメロット

全米が泣いた。


10.beatmosimoIILX 冒険盤

音ゲー+謎解きゲー。

音ゲーは下手くそなので謎解きだけでも頑張ろうと思ったが、振り向いたら即死するところで詰んだ。どうやんのあれ。


11.Hand in Hand 〜夜+昼〜

こういうガチでシリアスなノベルゲーで顔グラに統一感がないと、ものすごいモヤモヤさせられる。ルミナリエ〜ゼダックス〜ダモンのコンボとか特にキツイ。ゼダックスが小顔すぎてヤバイ。

これならいっそのこと、描き下ろしの顔グラを用意したほうが良いのでは。
それが無理なら、いっそ顔グラ非表示のほうがマシかと。

ていうか、もう小説でいいんでないかな。


12.Waterization -ワテライゼーション-

これたぶん面白いと思うんだけど、頭の悪い自分にはシステムを理解して楽しむまでには至らなかった。無念。


13.ドラ子のエロゲ

割とガチなエロ見るゲ。未完成なのが悔やまれる。


14.すみませんでした

謝罪はいいから本命を早く。


16.PonytailRPG PONYTAIL QUEST

音ゲー苦手やー。普通にRPGがやりたい。


17.11式もしもオレクション

単に過去の作品をまとめただけというのは芸がないですね。
せっかくの祭なんだから、一つくらいは新作が欲しいところ。


18.おしゃべりのっきゅんEx

さくさく読める短編ノベル。物悲しい。


19.わてり「紅白の感想ゲーです!」

このテンションが最初から最後まで続くってすごい。
マジキチ部門とかあれば間違いなく優勝ですな。


21.イツワリノアイ&人という字

短編見るゲ。なんとも無味乾燥で、コメントし辛い。


22.ふしぎの城のヘレン

素材はRTP丸出しであるにもかかわらず、不思議とツクールっぽさを感じさせない長編RPG。美しいグラフィックと練りに練られた戦闘システムが合わさり最強に見える。敵も味方もニュルニュル動いて見入ってしまう。

これくらい技術があると、普通なら少し色気を出して、奇をてらったストーリー展開にしたり、難解な戦闘システムを作ったりしそうなものだけれど、この作品にはそういった下心が一切感じられない。
多少特殊な舞台設定とはいえストーリーは至って王道だし、一般の自作戦闘作品にありがちな「チュートリアル戦闘」みたいなものは用意されておらず、何回か戦闘をこなしていれば自然にゲームに慣れていくように巧みに設計されていて、心から唸らされる。

こういうのを神ゲーというのでしょう。参りました。


23.War of Moshimo

小さい頃ロマサガ3がバグって「友達」っていうキャラが仲間になったのを思い出した。
グラフィックはモニカなんだけど、敵に倒されるとレオニードみたいに消滅すんの。面白いやつだったなぁ。あのデータ残しときゃよかった。


24.もしもクッキングロワイヤル

見るゲ+やるゲ。

やるゲ部分、一戦一戦が長すぎてダレる。加えて、相手がコマンド入力を正解したり間違えたりしたときまで律儀に効果音が鳴るのが非常にウザい。
こっちは正しいコマンドを入力してるのにもかかわらず、「ブブー」って音が頻繁に鳴りまくる。混乱するわイラッとするわで、大変やる気が削がれました。


26.わてり道でもいい?

ノリで理解する自作戦闘。集団リンチ楽しい。
クリア後の作者さんの語りには、共感するところが多かった。


27.輪姫少女 - Fiat Voluntas Tua -

長編デフォ戦RPG。

アイテムを拾ったときに仲間のコメントがあるのが楽しい。
楽しいんだけど、聞いたことのあるコメントを何回もするのはやめてほしい。

たくさんいる仲間たちから自由に戦闘メンバーを選べるのが嬉しい。
嬉しいんだけど、敵シンボルを全力でスルーしている場合、後から仲間になるキャラのステータスが段違いに高く、結局そいつらに頼らざるを得ないのが悲しい。

そして終わるところが中途半端でモヤモヤ。夏の陣に期待。


30.もしもセイブザクイーン1/3

長編っぽい香りのRPG。
ボス戦が結構ギリギリで熱い。完成品に期待。


31.カー子と娘様の1年後

VXAce製。ネズミとの戦闘中に固まった。


33.CHAROLY's ストーリィ 伝説

二番煎じ感が半端ないけど、そこそこ楽しめた。
運ゲーすぎてムカツクこともあるけど、倒せたときは嬉しい。

反面、イベントシーンがやばいくらいに寒い。
感想板に「ネタを並べただけ」という指摘がありましたが、激しく同意。とりあえずキャラクターにこの台詞を喋らせて、とりあえずブロリーのボイスを流しておけば笑ってくれるだろうという、作者の安易な思考が透けて見えるようで、口元がピクリとも動かなかった。あまりにも捻りがない。


35.エルフの昔話

短編デフォ戦RPG。妖精さんがめっちゃ可愛い。


37.もしも昔話

同梱の「のうがき」に長々と突っ込んでみる。

>「全ての戦闘は回避可能」です。

これ、嘘だよね。四天王は選択肢次第でスルーできるけど、コカトリスとかブラックナイトは避けられないよね。いや、もしかしたら裏ルートとかあるのかもしれないけど、自分がプレイした限りでは見つかりませんでした。

この言葉を信じてザコをガンガン避けてたら、コカトリス戦で詰まってレベル上げを余儀なくされ、「なんだ、結局ザコ倒して鍛える必要あるじゃん」と、ひどく落胆いたしました。

>もしも世界の過去をでっち上げているので、かなり「はい説」になっています。

「過去をでっち上げている」というのが意味不明。
確かに、日頃からツクスレで作品を遊んでいる人たちの頭の中には、いわゆる「もしもシリーズ」に対して、

・勇者が王様に魔王退治を命じられる
・魔王を吹っ飛ばしてゴメスに掘られる
・登場人物はみんなポテチが大好き
・四天王は五人いる

等々、ある程度の共通認識はあるかもしれませんが、それは別に「設定」と呼べるような確固たるものではない故、作り手はそんなもの気にせず自由に作ればいいのです。

例えば、「オタク」という言葉を聞くと、眼鏡をかけた小太りの冴えない青年がパッと思い浮かびますが、スタイリッシュでイケメンなオタクも世の中には沢山いるでしょう。
それと同じように、「ニンニンとムシャは四天王」というのも、一部の人が抱いているイメージにすぎないわけで、そのイメージとズレたからといって「でっち上げ」なんて言い方はしなくていいし、する意味もないと思います。


39.まんじゅう

おまけが本編。余すところなく面白い短編集。
不服の表情を浮かべるデイジーが可愛い。


40.キャロルちゃん最強伝説

デフォ戦ゲー。ゆとりモードでクリア。
アレックスが溜めたMPをキャロルが吸い取るという構図は、二人の上下関係を如実に表現しており、秀逸なシステムだと思います。


43.まぁるい世界

なんか妙に動作が遅い。面白そうなのに残念。


45.あんぽんたんぽん

見るゲ+自作戦闘。勝っても何もないんかーい。


47.お父さん、汗臭い

短編見るゲ。「エターなた」って舌足らずな言い方が和む。


49.もしもロワイアル・アナザー

「もしもロワイアル」のパロゲー。
出オチかと思いきや最後までしっかり作られてて驚き。


51.重力倉庫

パズルゲー。
最初らへんは適当にグリグリやってたらクリアできるステージが多いけど、2-10でとうとう詰んだ。ぼくにはとてもできない。


52.賭博啓示録デイジ-

これまさか回数0になるまで画面眺めてろってことか。
だとしたらちょっと作者は頭おかしいと言わざるを得ない。


53.海子産巣水神

終始意味不明なのに面白いというのは何気にすごいことだと思う。


54.びゅーてぃふる・あくす・わーるど

中編RPG。領域強化でスキルを自由に習得できるのが楽しい。

本気を出したラスボスが強すぎて、いい意味で発狂しかけた。死んだ仲間一人に対して二人がかりでスティミュラントを使ったデフォ戦ゲーは、ひょっとしたらこの作品が初めてかもしれん。最後まで諦めない大切さを学んだ。


55.Perverse Transsexual

一時間くらいの読むゲ。タイトル画面が美しい。
ギャグとシリアスとエロがバランスよく混ざった良作。


56.水晶集め

ほのぼのゼルダ風RPG。
謎解きもキャラの掛け合いも一級品。オススメ。


57.水の保守に愛をこめて

ボス戦がカックカク。
ライスパークは気合で倒せたが、ラスボスは無理だった。


58.今年最後の最高オナニー

いやはや実にくだらないゲームだ。いい意味で。


59.もしも物語 〜魔族の試練〜

3DダンジョンRPG。二階で詰まるとか我ながら凄い。


60.地獄探偵おぼなす−Sleep hour of wish −

どこ調べたらいいのかサッパリわからん。あーうんこせーや。


62.名前を忘れた謎物語

これ解ける人エスパーじゃね。二問目で既に無理ゲー。


63.七転び裁判

readmeに書かれた「逆転裁判のようなゲームになっております」という一文を見たときの胸の高鳴りはすごかった。
きっと「逆転やる夫裁判」や「もしも逆転裁判」のように、多少作りが雑だったりトリックが無茶だったりしても、あの勇ましい「異議あり」「待った」のボイスや素晴らしいBGMで、プレイヤーのテンションをぐいぐい盛り上げてくれるに違いないと、期待に胸を膨らませたものです。

それがいざ蓋を開けてみるとどうでしょう。

・妙に覚えにくい人名
・味気ないキャラクター
・工夫のない台詞回し
・無音の異議あり
・場面に合ってないBGM

「わざとやってんのか?」と首を傾げたくなるほど原作とかけ離れた作風に、私は心の底から意気消沈しました。

そもそも、「七転び」を冠してる割に大して転んでねーし。犯人逃げる気ゼロだし。指紋の残ったグラス堂々と置いてくとかアホか!
子供の絵も下手糞すぎて、どういう状況を描いてるのか初見ではサッパリわからんかった。わざと稚拙に描いてるのは重々承知してるけど、それにしたって限度があるだろうと言わざるを得ない。

個人的に今回の祭ナンバー1のガッカリゲーでした。ため息。


64.俺コレ的ksg×30弱

新作三つともスゲー笑った。ボルンガのウザさが神がかってる。


65.すでに私たちは地獄のまっただ中でした。

中編デフォ戦RPG。

退廃的な世界ゆえ、画面は終始薄暗く、登場人物は口を開くたびに猥褻な言葉を連ねるけれど、不思議と不快感は覚えない。

ゴルラオのイベントはグッときた。彼はぜひ仲間にしたかった。


66.ライオンハートヒートソード

魔王の台詞がイケメン。ブライアンは絶対に許さない。


69.ハーナス in hell

見るゲ+やるゲ。

いい具合にカオスで楽しい。壁にぶつかったら即死するとか、そういう厳しい設定じゃないのがヌルゲーマー的に有難い。

迷路の解答がオチになるとは思わなかった。ナイス演出。


70.続 殺ってみよう! 何でも実戦

短編読むゲ。

戦闘シーンが死ぬほど退屈だった。文章でいくら「リリアtueeee」とかやられても、いまいち実感が湧かん。
心理描写はともかく、戦闘の描写に関しては、デフォ戦を1回させるだけで十分な気がするんだがなー。それだけでお手軽にゲーム性も加わるし。


71.魔王の娘がギリギリバランスのデフォ戦突破するゲーム

クイックタイムゲー。僧侶がやたら強かった。


72.勇者がいない

ごくごく普通のデフォ戦ゲー。

と見せかけて、壊れた武器を修理できたり、好みの属性を追加できたり、アクションっぽいステージが用意されていたりと、細部に渡って丁寧に作られており、最後までダレることなく楽しめる佳作。


73.キャプテンドラゴナス混沌編

見るゲの体験版。

ところどころ日本語がおかしい気がする。
あと、プレイヤーを無視して内輪で盛り上がってるシーンが、とっても滑ってます。

そもそも、パーがチョキに弱いというのは万人が納得できる理屈だけど、「もしも」が「まさか」に弱いとか、そのへんの強弱関係が意味不明で、ちょっとついていけない。そういう根本的な設定がしっかりしていないというのは、割と致命的なのではなかろうか。

クリア後の作者コメントから察するに、まだツクールに触りたてっぽい模様。
これからの成長に期待。


75.貞子っちゃんのウキウキ年越し大作戦

短編見るゲ。徹頭徹尾笑える名作。


76.冬のゲームセット

タイトル画面が気持ち悪いのなんのって。


77.RPGMAKER 1-2 BGM

ツクール2の曲を聴くとだんきちを思い出す。


78.続・Rappin'MAGIC-銀の森と銀のアクマ-

短編RPG。作者さんのツクール4への愛が伝わってきた。
2000のデフォ戦は、最大2回攻撃なのが物足りないよね。


79.レイズIプッシュと俺漫画集 背景素材付き

漫画がクソつまらない。
ヘタウマですらない、ただただ不快な絵に辟易。


81.ばりーち

やべーこれむずい。解くの遅すぎワロタ。


82.むーちゃんがどうのこうのなった魔王城を正常に戻すために奮闘しかける

作中で「もしも」って連呼すると寒くなる典型的な例。


83.忘れられたゴメス

軽く20回は掘られた。ニンニンの肛門に合掌。


84.真冬の昼の珍夢

No.17のレビューでも言いましたが、新作がやりたい。


85.White Trick

短編マルチエンドRPG。粗チン粗チンうるせー。


86.M.M.

長すぎず短すぎない見るゲ。
むちゃくちゃ面白かった。いい意味で鳥肌が立つシーンが多い。

この、容赦なく人が死んでいく無情さ。たまりませんな。


87.葛藤のメビウス

・敵シンボルが何故か犬
・ボスを倒さなくても薬草が入手可能
・行商人に横から話しかけたらパソコンになる
・ポイズンリングを装備できない

などなど、ツッコミどころが盛りだくさん。
なんでも急ピッチで作ったそうで。急ピッチなら仕方ないな。


89.ポニテの塔

魔法の塔のパロゲー。
遠慮なく160回くらい死んだ。今日は厄日だわー。


90.刹那の白刃取り

いいおっぱいだった。挟まれたい。
やり直して気づいたけど、これ連打でクリアできるね。


92.グワヌグ

ウルトラマンで腹筋がどっかに飛んでいった。
ニュースの編集もテラウマス。山村放送協会を髣髴とさせる。


95.アーディスとセフィーナ

ものすごく地味なんだけど結構ハマるパズルゲー。
ボスのやっつけっぷりには吹いた。


96.三國志 裏麋芳伝

VX製。重い上にオープニング長くてストレスがマッハ。


97.〆切2時間前ksg

VXAce製。河童が河童すぎ笑えない。


マイベスト部門順位予想

1位 ふしぎの城のヘレン
2位 M.M.
3位 もしもンクエストモンスターズ

1位は鉄板でしょう。これだけ明らかにレベルが違う。
「M.M.」も同じくらい面白いけど、ゲームではない点を差し引いて2位。
「もしもンクエスト」はパロゲーながら、その驚異的な再現度を評価して3位。

結果が楽しみですねー。

(最終更新日:2012年1月12日)

目次に戻る
inserted by FC2 system